福浦数年後監督が始動

吉井監督が佐々木朗とともにWBCに旅立ったため、広報と入念なネタ仕込みをした上で福浦「監督」としての初舞台となりました。
福浦ヘッドはもちろんのこと関係者は勝ててホッとしているでしょう、さくっと逃げ切りたかったですが初采配を彩る勝ち方ではあります。
内に向けては外からは分かりませんがファン、マスコミへはおやじギャグを連発する吉井監督と同じく「今は失敗してもいい」という昨季までとは違うとそれを貫くベンチであればよし、ミスがあっても負けても次への糧と材料になりますしそうやって少しずつでも積み上げていきましょう。

打線爆発

この時期は投手先行のはずがやたらに活気付いた打線は、12安打、12安打に続いて「ロッテには左腕」を蹴散らすまたしても12安打と打ちまくりました。
文字どおりにフラットな競い合いがようやく実現してほぼ均等な出場機会に選手のモチベーションが爆上がり、の効果によるものだと思いたいです。
スポーツ紙ではなぜか代打アーチの佐藤都しか取り上げられていませんがこの日のヒーローは間違いなく福田光で、決勝弾を含む3安打4打点の大活躍です。
内野であればどこでも守れる、裏を返せばここで勝負というポジションが無くこの試合も本業とは言えないファーストでの出場はとにかく打つしかないのでチームには一番に欲しい長打が3本はいいアピールとなったでしょう、同点タイムリーに勝ち越しアーチと効果的でもありました。
シーズンに取っておけ、なんて余裕のある立場ではありませんからルーキーイヤーを思い出す出足でこれを続けていきたいです。
昨オフには現役ドラフトにリストアップしましたしこのままでは今オフに肩を叩かれる、そんな自分の見込みをあざ笑うかのような福田光であってください。
ショートのレギュラー争いは友杉が盗塁死はあったものの1安打1四球、セカンドでの小川は3安打猛打賞に快足を飛ばしてのホームインと必死なプレーが続いて中村奨を前の試合ではDHで、この試合では欠場させて両者を競わせることで全体的なレベルアップへの意図が感じ取れます。
やや一歩引いた扱いの茶谷は久しぶりのショートはプレーを見ていないのでどういったものかは分かりませんが落球に後逸という続けてのミスは精神的な脆さにも思えますがしかしバットは好調で1日1本を欠かさず、平沢はもちろんのこと藤岡にもショートでの芽が無いぐらいに三本の矢で高め合ってくれればと思います。
ここまでイケイケだったものが植田にバントの指示も出て細かい野球も今後は増えていくのでしょう、そんな中でちょびっと心配は代打で死球を食らった松川がどこに当たったのか、植田への代打で守りから田村は前日にスタメンだったため予定どおりだとは思いますが杞憂であれと願うしかありません。

大きく育てよう

この流れではおそらく先発ローテの一角を狙う西野は2回3安打1失点と微妙な数字で今季初登板を終えました。
速報での立ち上がりにストレートが130キロ台だったのが気になりましたが二回には140キロ台半ばだったのでホッとして、そのストレートよりもフォーク、スライダー、カーブと変化球中心だったのは意図的か、とにかくフォークの復活こそがカギと考えるだけに多めのフォークは好印象です。
東妻と同じく2イニングを投げた中村稔はその2イニング目にピンチを背負うも凌いでむしろプラス要素と考えたい、小沼と土肥は続けての好投でよし、希望と期待に包まれている秋山と中森にNPB相手だと簡単にはいかないとの洗礼はこれも前向きに、もっとも黒木コーチはヒヤヒヤだったかもしれません。
中森はこれまでもそうでしたが抑えるときは手が付けられないもののダメなときもこれまた逆の意味で手に負えないというハッキリ感はこれが若さなのか、それを均すのではなく特徴を伸ばして小さくまとめないで欲しい、それこそすぐに一軍でどうこうではない若手には「まだ失敗していい」時期です。

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◆2月16日(木) DeNA−千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、13時、宜野湾、不明)
▽勝 中森 1試合1勝
▽S 土肥 2試合1S
▽敗 三浦 2試合1敗
▽本塁打 佐藤都1号(宮城)、福田光1号(三浦)

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、中村稔、秋山、小沼、中森、土肥—植田、田村
DeNA 笠原、浜口、坂本、宮城、三浦—戸柱、山本

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