四番山口

昨日に対左腕での入れ替えだと思っていた四番山口は今日もそのままで、そして膝元に切れ込んでくる難しいボールを右に技ありのタイムリーを放ちました。
さすがに千葉に戻るまででしょうが井口監督も暫くは山口を四番で起用すると明言しましたので、これは大きなチャンスです。
ここまで3割を打っているからこそでしょうが性格的なものもありそうな、今日は七番の安田は素直かつ考えすぎるタイプに思える一方で山口はいい意味で脳天気とでも言いますか、昨季のコロナ禍でも一軍に呼ばれなかったところでの四番を「八番、九番より打順が回ってくるので楽しい」とどこまでも前向きです。
ファーストもしくはDHと井上やレアードらと被りますので開幕後もこのままとはなかなかに考えづらくも打ち続けたらどうなるか、面白くなってきました。

投手陣は順調

投手陣の調整は順調のようです。
東妻ら中堅どころの伸び悩みはありますが制球難を克服したと思いたい土居の台頭でお釣りがきますし、小野も粘り腰を見せました。
その小野の160キロは球場計測で中継では151キロでしたが全体的にインフレ気味だったものの各投手とも140キロ台半ばから後半をキープしていて、適当にばらけながらも四球で崩れるところまではいっていませんのでむしろよさそうな、不安よりも希望の方が大きいです。
その数少ない不安材料は岩下と松永で、岩下は藤岡の十八番のスローイングミスで足を引っ張られての2失点でしたがストレートは走っていましたし、制御しきれなかったスライダーが落ち着けば何とかなりそう、前回のやらかしはとりあえずは取り返したといったところでしょう。
松永は山賊候補のブランドンに一発を食らいましたがボールは低めに集められていて、ただ目に見える結果が欲しい立場ですので次は零封が必須です。
目を引いたのは今日のスタメンマスクが田村だったことで、その田村との入れ替えで柿沼が千葉に一足先に帰ったからかと思えば途中から出てきましたので今季はストレートに力のある若手にも田村でいく腹づもりなのであればその意図が興味深く、今後の起用を注目していきます。

やはり送らない

打線は立ち上がりの平井を攻め立てての先制は中村奨や岡の走者を進める意識のバッティングがあってこそ、素晴らしかったです。
その後は自滅のルーキー大曲や二年目の井上が涌井に似ているとはさておき、若手を相手にしたものですから差し引くにしても畳み掛けは見事でした。
暫く音無しで脱落しかけていた菅野にも痛烈なタイムリーが出ましたし、加藤、吉田のヒットも何気に大きいです。
春岡は爛漫ですし外野、ファーストのレギュラー争いが熾烈になってこのまま続いてくれれば、清田がいなくても全く困りません。
気になるとすればやはり戦術、今日も四回の無死一二塁で送らずにこの練習試合でバントを見ていないとは忘れただけかもしれませんが超攻撃的です。
裏返せば一か八か野球でもあり自分的には懸念でしかなく、選手が右方向へのバッティングを見せた試合だからこそ残念だったりもします。

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◆2月28日(日) 西武−千葉ロッテ2回戦(ロッテ2勝、13時、春野、そこそこ)
▽勝 河村 4試合1勝
▽敗 大曲 2試合1敗
▽本塁打 ブランドン2号(松永)

▽バッテリー
千葉ロッテ 岩下、松永、河村、小野、土居、フローレス—田村、柿沼
西武 平井、増田、吉川、大曲、佐野、井上—森、中熊

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