若カモメの初飛行

いきなり夕闇のZOZOマリンに何ごとかと思いましたが、会場がそこだった新入団選手発表会です。
実のところ一番に興味のあったキャラの立った選手の存在はMマークを披露したりキョロキョロと落ち着きが無かったりの廣畑ぐらいで、それでも高野や河村に比べれば普通の人でしたから無難と言えば無難、真面目と言えば真面目、緊張していたと言えば緊張していたのでしょう、質問は事前に聞いていたであろうことから戸惑ったり詰まったりすることはありませんでしたが例えば松川と田中楓のように注目をされ続けてきた選手とそうでない選手との差は見て取れて、突き抜けるものが無かったので寂しさは少しありましたが、大人の雰囲気はよし、初々しさもよし、そんな若カモメの初飛行でした。
目に付いたのはやはり池田のぶっとい首で室伏かよと、全体的にがっしりしていますしそれでいて脚力が自慢らしいので楽しみです。
またもっと井上感があるかと思っていた村山が意外にスッとしていて太めのイメージは松川の方がありそうな、入団のタイミングは違いましたが同い年で競い合った里崎と橋本将のようによきライバルとして、田村や加藤らを蹴散らす次世代の正捕手を目指してくれればと思います。
そして背番号はいいところが多く残っていたこともありますが自分が考えていたよりも大盤振る舞いだったような、松川が2、池田が00、廣畑が30、秋山が43、八木が33、育成枠選手はいつもどおり空いている上から田中楓が120、速水が123、永島田が125、村山が126となりました。
小坂も一年だけですが背負ったので全く無いわけではありませんが00は仕方なしのケースが少なくないので池田のそれはどうだろう、とは思いますが、背番号は選手にとっての顔と同じですので育て上げていって欲しい、松川が質問に返したように「○○と言えば」となるよう頑張ってください。
会見自体はなかなかテレビ局、スポーツ紙から質問者が出てこなくて見ているこちらがドキドキしましたが蓋を開けてみれば特定の選手に集中せずばらけていましたから予定どおりだったのでしょう、そして新庄監督を意識したのか普段なら言いそうなところでグッと堪えた井口監督とあっさり「そうですね」の河合オーナー代行に笑かしてもらい、また撮影が終わった後の選手たちのホッとしたような表情が印象的でした。

やっちまった・・・

同時に背番号の変更が発表になり、来季から小島が14を、藤原が1を背負うことになります。
小島は背番号変更の呪いを憂う自分からすればやっちまった感が強く、ロッテでは小宮山、大谷が背負い、当たっていれば早川の番号になったのであろう早大系の14ですので予想はされましたし妥当ではありますがまだ早い、来季に二桁勝利をしてからでよかったように思います。
もう二木になるなよとしか言いようがなく、不幸にも躓くようなことがあればしばらくはこの手の変更は封印でいいでしょう。
一方で藤原の変更はちょっと意味合いが違うような、城島のようと評した井口監督ですし本人も目標としていますので松川に2を与えるのが先行したのか、それとも推していたのはエチェバリアでしたが清田の負のオーラをかき消すには藤原の輝きこそが最適と考えたのか、その合わせ技か、よく分かりません。
少なくとも両選手のグッズ販売に貢献することにはなり、同期入団の二人のそれに山口は何を思う、こちらはイチローが大名跡にした51ですのでパワーのあるロッテのイチローとなるべく末永く背負い続けて欲しいとは、これまた自分的な嗜好によるものです。
松永の28は空いたままとなりますので近いうちに育成枠契約が発表されるのか、そして背負うのがローカルルールどおりの127ではなく128であれば里崎が示唆した球団との軋轢が解消されたと見てよさそうなので、気持ちを新たに早い時期での復帰を期待したいと思います。

こちらも大盤振る舞い

ルーキーへの背番号もそうでしたが、契約更改も大盤振る舞いが続いています。
例年であれば二軍は一気に、一軍は日に数人のところが始まりが遅かったことで今日は佐々木千、石川、東妻、鈴木、小野、藤原、安田、三木、岡といった面々が一斉にサインをして、思っていたよりも幅の大きいアップ査定が多いのに驚きました。
石川が2年契約の4000万アップを予想できた人はいないのではないかと、清田はこれに「複数年なんて信じるなよ」と言いそうですが千賀とは違ってオプトアウト条項があるとも思えないだけにロッテに骨を埋める決意、覚悟をしてくれたのであれば喜ばしいです。
それにしても今季の成績で1億5000万はロッテらしからぬところはあり、件の騒動も多少なりとも影響したのかもしれません。
そういう意味では佐々木千がほぼ3倍増になったのも他球団並みでいいことではないかと、また東妻や小野、岡がそうであるように出場給が占める割合が高いのは相変わらずも三木には陰のMVPの言葉だけでは飯を食えませんので気の毒ですが打席が少ないと査定に反映しないのは変化かもしれません。
さすがに和田はタイトルを獲りましたのでそんなことにはならないでしょうが、もしそうであれば井口監督の采配にも変化が必要です。

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