さらば中村奨

戦力外通告の第一弾は中村奨でした。
来季選手契約を結ばない旨を通知、に昨オフの石川歩、荻野にあった「本人とはコーチ就任の打診を行うなど」の文言は無く、年度が違うし書き方の問題で実際にどうだったかは分からないですが澤村にも無かったな、迷った末の現役続行と取り付く島も無かったで差が出た可能性はあります。
早くから幹部候補生と言われていた中村奨にシンプルな肩叩きは考えづらく、「来季の構想に入っていない」「分かりました、退団します」のしゃんしゃんです。
このあたりは想像の域を出ず、確かなのは中村奨が退団することと残り試合でのサヨナラ出場やイベントはきっと無いってことぐらいか、仕方がありません。

下り坂

シビアかと問われれば否、あまりに妥当すぎて憤慨するロッテファンは多くないと思います。
守備を中心に衰えの気配があったのに4年8億とも10億とも囁かれた大型契約は完全な裏目に、契約1年目こそ二桁アーチを放つも率が2割2分台と坂道を転げ落ち始めて後はゴロゴロと、翌年に中村奨のための内野シャッフルでサード転向は安田を殺しただけに終わりました。
すると「やっぱりセカンドがいい」とこれにはさすがに吉井監督も腹に据えかねたか、故障の影響があったにせよ僅か20試合の出場に落ち込みます。
そして契約最終年の今季は初の一軍ゼロとなれば34歳のオフ、小川の台頭がトドメを刺したといったところでしょう。

既定路線

これまでであれば何とか引っ張り上げてとなったでしょうが、ならなかったは早い段階で今季限りが決まっていた気がします。
本人は美馬の例があって限度額オーバーの大幅ダウンでもあと一年はと考えていてもおかしくはなく、ところが現実は厳しい、故障を引きずったかプレシーズンに僅か5試合の出場で16打数1安打では開幕一軍を逃すも当然で、じゃあ二軍で調整をして一軍にとの起用には見えなかったです。
体調の問題があったにしても出たり出なかったりが最後まで変わらず、200打席以上で.206のノーアーチでは話になりません。
とは言えこの成績でも半分程度の出場機会を与えられたが聖域の名残と言えなくもない、二軍ベンチの苦心惨憺が容易に想像できます。

幸あれ

しかし本人はやれる自信があるのか現役続行を志向して、海外まで視野に入れていればまだしもNPBにこだわれば討ち死にが濃厚です。
これがもう少し若くて年俸もオフィシャルでは4億が1600万になった鳥谷、1億6000万が1500万になった今岡みたく一軍最低年俸でよいと割り切ったとしてもあまりに不調、実態は衰えが顕著で極めて困難な再就職活動は避けられず、なかなかに苦しいオフとなるでしょう。
引退を選択していればセレモニーがあって次のポストの打診だって、それでも茨の道を選んだ中村奨に幸あれです。
井口監督に目をかけられての贔屓の引き倒しが無かったらどうだったんだろうと思ったりはする、続く「大物」があるかどうかも注目されます。

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