前を向け

こういったネタであるのが哀しいですが連日の一面は、そうでなくても打てなかったであろう山本に零封を強調した機関紙よりもニッカンの方がメッセージ性もレイアウトも秀でているとは自分的な感覚ですが、全紙を買うほどでもないときにはここのところニッカン一択になっています。
そんな今日は岩下の濃厚接触者として岡が新たに指定されて三家との入れ替え、となれば捕手を除いた野手での居残りは平沢と山口だけとなり、前日の高部に代わって藤原が核弾頭スタメンとなればむしろ山口が見たかったりもしますが、その藤原が昇格組で一本目のヒットを放ちました。
戦力外通告がいつからかは分かりませんがその昇格組には当落線上、もしくは候補となっている選手もいるはずですから、不謹慎な言い方にはなりますが今回の件が無ければありえなかったであろう最後のサバイバル、一球一打への情熱がチームと自身を救うことを願いたいです。

アルバースには一発

天敵アルバースを今季はここまで2勝1敗と勝ち越すも2割ちょいしか打てていませんのでヒットを重ねてのものではなく、一発攻勢でガツンが全てです。
なぜか11被弾のうち7発がロッテ戦のアルバースに、今日も井上のスリーランが決勝点となりました。
その井上のアーチは外寄り低めのボールを逆らわずに右方向に叩き込んだものでしたかららしい飛球ではあるものの、しかしスイング自体は引っ張りながらも左肩を残せたのでそちらに飛んでいっただけのような、四打席目の三振を見れば一ヶ月半ぶりの一発も上昇のきっかけにはならないような気がします。
またその後は攻めきれなかっただけに二回の無死二塁で佐藤にバントをさせなかったのがしっくりとこず、左腕からマルチとヒッティングに期待の佐藤であれば田村との打順は逆に思えますし、そして安田の追いすぎではありましたが声の連携が足りずにポテンヒットを許した藤原ながらもずっとセンターで育ててきただけにレフトの起用はいかがなものかと、福田秀が守りでいいところを見せているわけでもないだけになおさらです。
さすがに七回はバント攻勢で佐藤の走塁ミスをカバーした茶谷、これ以上に無いところに転がした藤原、貴重な犠牲フライの中村奨は見事でした。

石川に追いついた

小島は6回1失点で自責ゼロ、いつの間にやら美馬に次いで石川の7勝に並びました。
防御率も3点台前半で週一回の登板での6イニングでは規定投球回に届くかは微妙ですが、待望久しい左腕の先発として着実に前に進んでいます。
ストレートが高めでボール先行になることも多くよって球数は増えましたがそこから簡単には歩かせず、コーナーを意識しすぎずむしろ怖いぐらいに甘めに思えた内を突いて打ち取れたのは小島にとって大きな財産になったのではないかと、チェンジアップでの前後の揺さぶりにベース板を広く使えていました。
際どいところにこだわるのではなく打者の目を動かすことこそがコントロールがアバウトな小島の生きる道、だと考えます。
次のステップを視野に入れれば八回も投させたかったですが雨中で普段よりも負担があったでしょうし、明日の中止が濃厚ということもあってか勝利の方程式の揃い踏みは益田にヒヤヒヤさせられたものの粘られながらも前日にやられた大下を宝刀シンカーで切ってとり佐野をひねって以上終了、快勝に万歳です。

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オリックス 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 10 1
千葉ロッテ 3 0 0 0 0 0 1 0 X 4 9 1

◆10月7日(水) 千葉ロッテ−オリックス20回戦(ロッテ16勝3敗1分、18時、ZOZOマリン、7,423人)
▽勝 小島 16試合7勝6敗
▽S 益田 42試合2勝2敗28S
▽敗 アルバース 14試合3勝7敗
▽本塁打 井上13号(アルバース)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、唐川、澤村、益田—田村
オリックス アルバース、山田、比嘉、金田—若月、伏見

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