投打ともにピリッとしない選手が目立っていただけに、KBOとの対戦はホッとしますし結果をきっかけとしてもらいたいものです。
兄弟対決の二戦目も制して気持ちよく沖縄を後に宮崎、高知と東上は半月後にはZOZOマリンに戻って、微妙な雨予報もきっと吹き飛ばしてくれるでしょう。
そして他の試合はそれほどでもありませんが開幕戦はあの価格でも一般販売を待たずにソールドアウトした模様、球団のほくほく顔が目に浮かびます。
はじめのい~っぽ
今季の実戦初登板となった佐々木は1回1安打無失点、無難な一歩目を踏み出しました。
もっとも本人は内容よりも状態を確かめるのが目的と口にして、最速154キロはWBCモードだった昨春に比べれば見劣りますし小島、種市が2イニングだったのに対して1回13球で降板とそこまで心配をする必要は無いにしても、越年による調整遅れが無いわけでもなさそうです。
これには現地のファンは肩透かしだったに違いない、ただ映像を見る限りでは週末なのにスタンドに空席が目立ってコア層以外はさほど熱が入っていたわけでもないのか、殺到するだろうと厳戒態勢を敷いた糸満の関係者はこれまた肩透かしの脱力状態でもおかしくありません。
次は春野で2回を投げるらしくもちろん開幕に間に合わせてくるでしょうが、よほどで無ければ開幕投手は小島で決まりかな、それを明確にしないのは石川歩のトラウマが吉井監督にあるのかもしれず、あるいは種市の尻を叩く意図があるのか、そんなところでしょう。
選別が始まる
継いだ唐川は一発を浴びるも3奪三振はいずれもストレートの見送りで、まあ両リーグのゾーンの差にしても2回2安打1失点は数字としてとんとんです。
リリーフ陣に負担をかけるのではないかとめっちゃ先発転向への不安がある中で、ここまではまずまず順調に仕上げてきているようです。
以降は土肥、古谷、菊地が零封リレーでそれにしてもまだ土肥に投げさせるとはビックリ、澤村ら10人が合流して誰かしらの試運転があるかとも思いましたが「YOUは何しに糸満へ?」と予定どおりだったのか狂いが生じたのか、助っ投では唯一に石垣島残留となったコルデロが気にならないと言えばそれも嘘でしょう。
あるいは来月早々に教育リーグが始まることで土肥らは宮崎に行かずラストチャンスだったのか、与えられたチャンスタイムはきっともう無くなりました。
まだ闘争中
打撃陣もそろそろふるいにかけられる選手が出てきてもおかしくはなく、ちなみにこの二日間は高部の姿がありませんでした。
好調を維持しているのは藤岡で今日もマルチ、昨季の勢いをそのままにセカンドコンバートで動きが逆になって守備の負担も小さくないでしょうがそれも一つのモチベーション、もしくは焦燥感に繋がっていれば思うツボで、早ければ来季に取得する国内FA権という人参もぶら下がっています。
不振を囲っていた中村奨にもぽつぽつとヒットが出始めて安田はやや低いところながらも安定飛行を続けて、茶谷に負けじと友杉がタイムリーを放って上田は地味に四球を選んで、この中からはまだこぼれる選手はいないかな、ソトが合流したときがまずの勝負どころでしょう。
外野陣では最初にヒットが出て以降は沈黙状態だった山口に形はどうあれタイムリーを含む3安打猛打賞、盗塁失敗ってサインだったのか暴走でしかないのか、そしてあまり目立っていませんが平沢もヒットを重ねて目と足だけではないところを見せています。
叩き込んだ松川は贅沢を言えば相変わらず引っ張れねーなー、先日のヒットも技ありのライト前でしたし、こと打撃での力不足が否めません。
佐々木とのコンビは今季も継続なんだろうか、松川とすればそこをアピールしすぎると来季にハシゴが外れるリスクがあるだけに全方位外交がよさげです。