あっさりと終戦

最終回に盛り上がるも、終わってみればリーグ優勝の引き立て役でしかありませんでした。
ここ半月は完全な力負けと言いますか力量差を見せつけられてしまい、井口監督は層の違いを口にしていましたがもちろん今回のドラフトのように三軍制を敷いて選手を獲りまくるソフトバンクに比べれば分母が小さくよって選手層に差が付いているのは事実、しかし層を厚くする要因はそれだけではありません。
鳥谷のショートでの出場は1767試合で史上タイ記録に並んだとのこと、こんなことをやっていればいつまで経っても層が厚くなることは無いでしょう。
しかし選手たちは上がどうあれ自分ができることを諦めずにやり続けるしかなく、コロナを考慮してかビールかけだけではなく胴上げも無かったにせよその喜びを眼前にして悔しさはあるはずで、その悔しさを晴らすためにもCSを逃すわけにはいきませんので切り替えて2位確保に全力あるのみです。

石川はどうする

甲斐には中途半端に高めに入ったボールを叩かれるなどした石川ではありますが、ことさら悪いとも見えませんでした。
ストレートはそこそこ走っていてコントロールに苦しんだわけでもなく、緩急も使えていましたから勝っていてもおかしくはなかったと思います。
ただいつもどおりにマウンド上では淡々とした感情を表に出さない石川でしたがどこか疲れてもいるような、出足はイマイチも中盤戦で持ち直して二桁にも届くかと思いきやあの続投→途中降板からの急失速で気が付けば貯金も全て吐き出してしまいそう、そしてオフの動向が気掛かりです。
メジャーの状況と本人の状態からして澤村と同じく海を渡るのが現実的とはとても思えませんし、こと石川についてはそもそも美馬を意識したブラフと見ていますが、このままロッテで投げることをよしとしていないのであればひょっとしてひょっとするかもしれません。

そして貧打は続く

打線はいつもの見慣れた光景、5安打でほぼ零封をされました。
エンドランを仕掛けるも野手の正面でゲッツーを食らうなどツイていないところはありましたが、しかし老練な和田に狙い球を絞れずに見送り三振、ボール球に手を出しての凡打と手のひらの上でころころと、2試合続けて零封をされて17回1/3で僅かに1得点は恥ずかしすぎます。
今はそれでよいと考えていましたし四球も選べてはいますが安田のボールの見過ぎは消極さの顕れ、自分で決めるとの前向きさを奪うのではないかという気もしてきて、菅野を代えてまでの代打井上はドツボにはまったままで浮上の兆しも無く、一人奮闘の清田があだ花となってしまいました。
おそらくはレアード、マーティンの体制に手を入れることは無いでしょうから来季もほぼ同じ顔ぶれで戦うとなるとそうなれば個々の選手のレベルアップを期待するしかなく、そのためにもリーグ最低打率、最少本塁打で助けにならない打撃コーチの留任だけは勘弁を願います。

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◆10月27日(火) ソフトバンク−千葉ロッテ19回戦(ロッテ11勝7敗1分、18時、PayPayドーム、19,988人)
▽勝 和田 19試合8勝1敗
▽敗 石川 19試合7勝5敗
▽本塁打 甲斐10号(石川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、ハーマン、小野—田村
ソフトバンク 和田、岩嵜、モイネロ、森—甲斐

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