悲劇的、とも言います。
澤田が抑えての九回裏の同点、サヨナラ勝ちのチャンスにカード初戦再びと思いを馳せたロッテファンが大半でしょう、しかし問屋が卸してくれませんでした。
スクイズ失敗で三塁走者の高部のみならず一塁走者の小川までもが挟殺プレーで撲殺されるあっけない幕切れとなり、小川の呆然とした表情が全てです。
作戦として間違っていなかったとサブロー監督が高部の足を考えればよほどでなければ同点まではいける、と踏んでもおかしくないです。
よってミスった友杉がしょぼいのが第一義ですがそういった野球をやってこなかったプレシーズンに自らへの反省は無いのか、そこが気になって練習試合を含めて犠打はたった4つでうち1つが友杉ですが34打席もあっての1つでしかなく、実戦不足が否めません。
ちなみに自らが生きるを意図したバントがセーフティーバントでそれがスクイズならセーフティースクイズ、と思っていたら違うのね、三塁走者が打球を見てスタートを切るのが、つまりはバントエンドランがセーフティースクイズとのことで賢くなった、どうあれ醜態でした。
辛辣
サブロー監督は辛辣です。
意表を突く意味合いもあるセーフティースクイズを何度も続けて相手に準備をさせたのは「ヒッティングに切り替えても多分打てない」と記者に言う必要があるのかと聞いた友杉の傷口に塩を塗り込むに否定的な考えが当然にあっても、これまでがヌルすぎて厳しさはあってよいと考えます。
移動日を挟みますが友杉がバント練習を重ねて次に臨むと思いたい、形ばかりでなく死ぬ気で練習してくれよと願います。
高部が悪い
小川の憤死については「一塁走者は行っていい」と理解を示したサブロー監督ですが「それよりもバントを決めていれば」と不思議な理由付けです。
あれは高部が悪い、あまりにあっさりと諦めて3フィートに引っ掛かる動きこそが批判されるべきで、追った捕手が送球後に離脱して反対側にはホーム付近にいた投手だったわけで真っ直ぐに逃げていれば、その余裕は充分にあって、小川が捕まることは無かったでしょう。
あの小川の表情はクエスチョンマークが飛び交っている、なぜ、なぜ、なぜ、に違いない、小川を責められないは当たり前です。
そもそもセーフティースクイズにしては飛び出しが大きすぎてホームベース付近のバントに戻りきれず実質的にはスクイズだった、作戦どおりではありません。
足攻
残念な高部でしたが足を使った攻撃はチームに根付きつつあります。
初回の先制は昨季に1盗塁だった西川が今季2つ目の盗塁を決めて、ポランコの詰まった打球が内野安打になる間に一気にホームを陥れた見事な走塁でした。
先日は二盗、三盗の高部を西川のタイムリーで迎え入れるシーンがありましたし今日は岡、和田も盗んで阪神と並ぶ12球団最多の8盗塁はオープン戦の流れのままに、チーム打率が2割ちょいで長打率もリーグ最低となれば小技を使っていくしかない、だからこそタイプとしても友杉の失態が失望すぎます。
二遊間
二遊間の手入れは池田を抹消しての石垣勝でした。
名前に頼って1割台に低迷する中村奨、藤岡の両御大を呼び寄せなかったは評価できますが13打数7安打.538の茶谷でなく26打数7安打.269の石垣勝ってところがなるほどなと、出場機会の少なさからして昨季に続く茶谷の体調不良疑惑を拭えませんが冷遇が極まりつつあって、スタメンに抜擢されるも内容が無い3タコの石垣勝が見切られたら次こそは茶谷、ではなく新潟で稼ぎまくって4割まで率を上げたセカンド修行中の上田、の可能性が高いと思えます。
下位打線
そんな攻撃面では全力疾走のポランコに膝の問題は無さそうで3安打猛打賞をきっかけとしたい、走塁で味噌を付けた高部も代打の切り札で結果を残してスタメン復帰があってもよく、岡の調子がよくもないし、豪快に叩き込んだ藤原はきっと大丈夫です。
とにかく外野三人衆が機能しなければ得点力は上がらず、軽率なエラーは目をつぶるしかない寺地とともに西川が2得点に絡んだのが喜ばしくあります。
となるとやっぱ下位の弱さを何とかしなければならず今日のスタメンマスクは小島とペアリングの佐藤がやっと今季初ヒットで出番を増やせるか、守備面はともかく松川の打撃が消極的になっていますし、佐藤を軸に下位打線が活気づけば上位に繋がっての大量得点もと夢ぐらいは見させてください。
自滅
二試合続けて五回を投げきれなかった小島に、ここでもサブロー監督は「ルーキーじゃないんでね」と辛辣です。
プレシーズンほど悪くはない開幕後ですが球威不足は否めず、シフトがあったにせよ友杉が好守の四回に続けて甘く入ったボールを軽々と運ばれて引っくり返されてしまい、裏に追い付いてもらったのに直後の先頭をストレートで歩かせての勝ち越し点を許すはげんなりに過ぎました。
この五回は前のイニングにやられて慎重になったか臆病になったか、際どいコースを厳しいコースを、の自滅でしょう。
これは悪いときの典型的なパターンで勝っていたときは強気のゾーン勝負が生きていて、今は球威不足でそれができない、に尽きます。
走者がいなくてもクイックでタイミングを外そうとするなど工夫は見られましたが、根幹の球威が戻らなければ苦境打破は難しく思えます。
圧巻
小島の後始末は失敗しましたが廣池が3回2/3を2安打零封で球団の公式Twitterも讃えて、当たらずも当たったと嘘つき周東を歩かせてしまうなど詰めの甘さはありますがルーキーイヤーは先発調整でプロ初登板は先発で、不甲斐ない小島の代役を期待する声が高まるは想像に難くありません。
今日も伸びやかなストレートは短いイニングで爆発させるが吉と考えていて賛成できませんが、しかしこの状態の小島をズルズルと見たくはない、悩ましいです。
高野脩の今後にもよりますが圧巻の澤田はこういった場面での起用が続くのか、もったいなくもそれはそれで大事な仕事で、一概に否定をできません。
中森
二軍戦でプロ初先発の冨士も小島対策の一環か、4回4安打3失点とアピールできませんでした。
全体的に高く抜け球も少なくなくコントロールに課題があるのか力感でごまかせるボールでもなく、短いイニングにしても一軍には積み上げが求められます。
教育リーグで実戦復帰したもののその後に姿が見え隠れする中森は中11日の登板で1四球1暴投と荒れ気味でしたが暴投は岡村の捕逸が実態で投げているボール自体は悪くはない、ただ復帰後に中6日、中5日と詰めていたものが中11日と不安を残すか慎重を期しているか、万全にはもう少し時間がかかるかもしれません。
攻撃面での足攻は上田が2盗塁、まさかの井上まで走って井口ロッテ一年目の香りがしないこともない、もっとも半分程度のチームが試合数に等しい盗塁数でベース拡大の影響は二軍に大きく出ていて一軍で通用するかはまた別の話ではある、意識付けとしてはよきことです。
あ、楽天TVで二軍戦を観られるようになったのは喜ばしくも、そろそろ1日に6時間に近いネット中継を見るのに疲れてきました。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 |
| 千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 8 | 1 |
◆4月5日(日) 千葉ロッテ−ソフトバンク3回戦(ソフトバンク2勝1敗、13時1分、ZOZOマリン、29,514人)
▽勝 スチュワート 2試合2勝
▽S 松本裕 5試合1勝1敗1S
▽敗 小島 2試合2敗
▽本塁打 藤原1号(上茶谷)
▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、廣池、澤田—佐藤
ソフトバンク スチュワート、上茶谷、松本裕—谷川原