サブロー監督の就任会見がありました。
球団がアップしているのとは違ってこっちはノーカットのはずですが記事になっているやりとりが含まれていなくて別の取材によるものなのか、16分以上もありますが半分近くは写真撮影で肩透かしだったなぁ、記事の内容を語るサブロー監督を見てみたかったです。
ともあれサブロー丸が船出をして井口丸、吉井丸のときはかなりな期待だったのに比べるとちょっと斜め見があって、高い期待に大きな落胆に比べればむしろよいかもしれない、それでも伝えられるところが実現されれば井口野球、吉井野球への不満が解消するので有言実行が絶対です。
現実路線
就任要請が最終戦の前日夜ってホントかよ、さておき選手を「この子」と呼ぶのは吉井監督からバトンを受け取ったようです。
チームの現状を問われて「全てが足りない」とは現場に身を置いたことでの実感と言いますか飾らないと言いますか、よって目標を問われてもちろん優勝とは口にしながらも「ひとつひとつ階段を上っていく」は偽らざる心情でしょう、一足飛びに大きな夢は語りませんでした。
地に足を付けて長期的にチーム力を上げていく、層を厚くしていく、それでいいと思います。
昭和の野球
会見でも触れていましたが厳しい練習を課す秋季キャンプ、春季キャンプの宣言です。
緩い練習から脱却して『昭和のキャンプをやろう』はまさに我が意を得たり、自主性やら何やらは習熟したチームにこそ許されるもので何もかもが足りないチームに当てはめた8年間のメジャー流を脱却するのがまずサブロー監督に求められるものと考えます。
平成世代のサブローにとって昭和の野球はイメージでしかない、しかし金田監督、有藤監督の個性に負うところが大きくてもサブローが入団するほんの数年前に在籍した高橋慶彦が「ロッテの練習は厳しかった」と多分にネタもありながら愛甲とよく話をしていて、その残滓がそう言わせたのでしょう。
急にギアを入れたらおそらくは故障する選手も出てくると思われ、しかしそれを怖がっていたら何も変わりません。
競争原理
山本ら若手を抜擢したサブロー頭でしたが監督になったら話はまた別で、競わせて「一番いい結果を出した選手を使いたい」は当たり前ですがその当たり前が当たり前でなかったのがこれまでのロッテで、聖域なんてありえない、それだけでもかなり違ってきます。
ただそんな方向性であればそこに荻野がいてもよかった、と思わなくもなく、そうは言ってもある程度の線引きがされていると思われます。
1点を取る執念
目指す野球については「打ち勝つのはちょっと難しいな」と守り勝つ野球となればドラフトは投手中心でしょ、攻撃面では「粘りのある攻撃と、うまい走塁が中心」は必ずしも盗塁ではなく小技には言及せず、さらには「点の取り方、走塁だとか1点を取る執念というか、そのへんがうちにはなかった」の反省です。
このあたりはツッコミどころが満載でいやいや、今季だってやろうと思えばできたよね、急に野球を変えることで吉井監督や金子元参謀のこれまでを批判するみたいになるのを避けたわけでもないでしょうし、ここについては大丈夫かよとやや懐疑的です。
もちろん手のひらを返すなら大歓迎で1点を取る執念には当然にバントが伴う、この1点をつかみ取る、5年遅れのスローガンでぶちかましましょう。
イラッ
同席した高坂球団社長はVISION2025を振り返らず「チームの強度を上げる」「抜本的に見直す、立て直す」と抽象的な言葉を連ねて過去は終わったものとして記者も忖度か問うこと無く、それはそれで里崎がいつ爆発するか楽しみだったりはします。
そして写真撮影でサブロー監督よりもキメ顔にイラついた、優勝したときにはのこのことグラウンドに出てきて胴上げされるタイプと見ます。
ジンクスを破れ
意外にもPL学園出身の監督は多くありません。
尾花、平石、立浪、松井、今江に次ぐ6人目で、都合9年間でAクラスは平石監督の3位だけで最下位が6シーズンと散々です。
サブロー監督はこの悪しきジンクスを破れるかどうか、まずは今江監督の4位が目標でしょう。
組閣については必ずしもOB中心では無さそうな気配を漂わせてヘッドを置くのか誰を置くのか、投手は分からないとしつつも「僕も勉強しながら色々やっていけたら」は大事な心がけで井口監督や吉井監督になるかならないかの分かれ道、初心を忘れずにお願いします。