デビュー!デビュー!デビュー!

昨年と同じ金武での楽天戦から始まる2022年は、その昨年は惨敗でしたが今年はひっくり返しての白星スタートです。
とは言いながらもこの時期は投手の仕上がりが早いにしても名前を見る限りではこの相手に5安打は寂しい、相手は倍の二桁安打ですからこれが公式戦であれば上手く勝ったと手放しで喜べたかもしれませんが練習試合となれば打者はアピールができなかったなと、そこが残念ではありました。
それでも確かな一歩を踏み出した選手もいますし11月まで走りきれるよう、この一勝から始まったと語り継がれるシーズンとしたいものです。

森がデビュー!

その大事な今季初実戦の先発を任されたのは森、支配下選手登録をされてからのデビュー戦です。
和田にやや甘く入ったところを運ばれてしまいましたし高めに抜けるボールもままありましたが、西川への内のストレートから落ちるボールはフォークかスライダーか、そんないいボールもありましたので無難と言えば無難、次は3イニングらしいのでもうひと乗せできれば一軍が近づくでしょう。
がっかりだったのは小野で相変わらずにボールとストライクがはっきりしていて歩かせるときはあっさりですし、このままだとヤバい気がしてなりません。
ただ一人だけノーヒットに抑えた土肥はしかし逆球が少なくなく結果オーライだったような、それでもその結果が必要な立場ですのでまずはよかったです。
締めた土居はこちらもばらけ気味ではありましたがゾーンで押し潰すスタイルを前向きに、気持ちで逃げなければ昨季の数字は超えられると思います。

松川がデビュー!池田がデビュー!

ルーキーでは松川と池田の上位指名コンビがデビューしました。
途中出場だった松川はその初打席で上手く右中間に運んでの初ヒットは「振りにいかないと何も始まらないので」とその心意気やよし、肩を見せる機会はありませんでしたが抑えたから好リード論理でいけば4回1安打無失点ですので守りでも記事になる活躍です。
この試合だけでの感想ですが守備でも打撃でも高卒ルーキーとは思えないどっしりとした雰囲気が驚きで、小島が誉めていたキャッチングは柔らかいミット捌きの印象が強く、投球に対する勘が優れているのか高めに抜けたボールでも腕を伸ばして全体としては微動だにせずってのもそこに通じます。
腕だけで捕りにいくのは感心しませんがしかしバウンドしたボールには機敏に身体で止めにいって大きく逸らすことなく、この両者を意識して使い分けているのであれば一軍のスピードでミスが出てもそれに応じて調整できるだけの力はあるように見えました。
リードは最後の最後に内を続けましたがそこまでは外オンリーと言っていいぐらいで佐藤都の方がまだベースを広く使えていたような、現地にいれば分かったでしょうがベンチからの指示があったのか全てが自らの判断だったのか、このあたりはまだ保留といったところです。
池田はノーヒットでしたが初打席初球から振りにいく姿勢は買いたい、そのボールの見逃し方やスイングはどこか熱男に似ていて、これでファールのときにけんけんでもしたら松田二世とか言われそう、ちょっとスイングが固そうに見えたのが気にはなりました。
守りでは捕っていれば目立ったであろう二つの打球を処理しきれませんでしたが、そこまでは追い付いていたのであともう少しです。
山口と安田の二者連続アーチはいずれも引っ張ったもので、こと安田が初球に甘めに入ったストレートを逃さずに叩けたのが収穫でしょう。
フォームもグリップを高めに肘の上下は小さめに、という昨季に多く見たスタイルで迷わずそれでいってくれよと、いい加減に、です。
決勝タイムリーの和田はこんなスイングだっけ、と伸び上がると言いますか浮き上がると言いますか、インパクトのときに軸がしっかりしていないように見えたのがどうにもこうにも、スタメン確保のためにヒットを打てたのは喜ばしくもそこが引っ掛かりはします。
ルーキーイヤーの今ごろと同じくまた土のグラウンドでやらかした小川は「正面のゴロにはもたもたしないといけない」病、俗名エチェ病にでも罹患したのか、それでも守備範囲の広さと脚力は魅せられたかなと、生き残るためにもとにかく守りをしっかりとお願いします。

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楽天 2 0 1 0 0 0 0 0 0 3 10 1

◆2月15日(火) 楽天−千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、13時、金武、さてね)
▽勝 佐藤奨 1試合1勝
▽S 土居 1試合1S
▽敗 高田萌 2試合1敗
▽本塁打 和田2号(森)、山口1号(高田萌)、安田1号(高田萌)

▽バッテリー
千葉ロッテ 森、小野、佐藤奨、横山、土肥、土居—佐藤都、松川
楽天 鈴木翔、高田萌、吉川、小峯、内間—安田、石原

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