危ねーな、おい

田中将から6点も取って楽勝かと思いきや、鉄壁のはずのリリーフ陣がふらついて危うい逃げ切りでした。
数多く投げれば誰かが打たれる可能性が高くなるのでだからこそ先発は少しでも長いイニングを、ではあっても東條、唐川、ゲレーロとこのメンツが続けてふらふらするのはさすがに想定外で、勝ててよかった、6連戦の頭にこれだけ突っ込んで負けてしまえば相当にヤバかったです。
ただゲレーロは離脱の可能性が高そうな、先日に足を痛めたような素振りがあって前回、今回と制球を乱しての交代ですので今日も足を気にする感じでしたし、もしそうなってしまえば唐川が八回、東條が七回、そして岩下への期待が高まりそう、残り18試合のやりくりが大変になります。

西野が2球勝利

もちろん連投へのハードルが高いという枷はあれど西野も頑張れ、今日は2球での白星でした。
先発がリードしたままに五回を投げきれず細切れ継投でしたので、その中で「最も効果的な投球をした」西野に軍配が上がったのでしょう。
実際のところは西野と言うよりは荻野のバックホームと松川の巧みなタッチプレーが「効果的」で、炭谷であればラインを跨いで待っていたであろうところを教科書どおりにラインに沿って追いタッチにような形にはなりましたがちょうどいい案配に荻野の返球がはまりました。
貫禄のオスナはベースカバーの際に走者との接触は避けられましたがジャンプして大股でのそれで股関節がちょっと心配、無事であってくれよと願います。
あと二人のところで白星を取りこぼした本前はまああんなものでしょう、むしろ明らかなボール球はほとんど無く際どいところをなかなか取ってもらえず、有利不利は無くも今日は右打者の外がかなり不安定なジャッジではありましたが、そして被弾もいつものことです。
もったいなかった五回は被弾後も3点リードでしたから1つずつと割り切れなかったのが致命傷、マウンドから降りるときもベンチに戻ってからも涙を堪えるような表情が印象的で、その悔しさを次に活かしましょう、シビアではあれ二軍で100球以上を投げての中5日でしたからあそこでの交代はやむを得ません。

残った、残った

今季は田中将と初対戦で昨季も打っていたわけでもない角中のスタメンが、結果的には当たりました。
本人が言っていたように一本目はいい当たりではありませんでしたがそれでも高沢チックにむしろ角中らしい詰まりながらもライト前に運ぶタイムリーで、2打点目もコースヒットの内野安打は常に必死に走る角中だからこそ浅村も焦ってスローイングまで持っていけなかったのでしょう。
もう土俵際から足が出ているんじゃないかと思っている角中はしかし分母が小さいので今季初の3安打猛打賞は一気に2割6分台まで上げて、それでも限度額を超える減俸査定は避けられないでしょうが、この水準を維持できればどこであれ来季もユニフォームを着られそうです。
リーグ優勝に向けて「あと2敗ぐらいしか」がフラグになりませんように、明日の岸も今季初対戦で昨季も打っているわけではないので続けてお願いします。
流れとしてはやはり山口の一発が大きく、先制はしたものの追加点が取れずのパターンを切り裂く豪快な一撃でした。
バットの先っぽであそこまで飛ばすのですから振り抜いてこその山口の真骨頂、入ったのを見て天を仰ぐ田中将はまさかと思ったのかもしれません。
バントの処理ミス、バント失敗、の応酬からどちらに転んでもおかしくない展開でがっちりと、地元であればお立ち台の一人だったでしょう。
気になるのはここのところの松川のキャッチングで、見た目には軽率に思えるそれが増えているような、もちろんサインミスなどもあるのでしょうが以前からバウンドするボールには機敏に身を挺しているもののそうでなく外れたボールには腕だけを伸ばす傾向がその原因でなければいいのですが、今日などは複数回あって1つは失点に繋がりましたし、件のクロスプレーなどトータルでは秀逸なだけに画竜点睛を欠く、にならないよう願いたいものです。
余談ですがピシャリと抑えられたブセニッツ、何の根拠もありませんがハーマンパターンで2年後ぐらいにロッテで投げていそうな予感があります。

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◆9月10日(土) 楽天−千葉ロッテ24回戦(ロッテ12勝11敗1分、18時1分、楽天生命パーク、19,274人)
▽勝 西野 30試合2勝2敗
▽S オスナ 24試合3勝7S
▽敗 田中将 22試合8勝10敗
▽本塁打 山口11号(田中将)、浅村25号(本前)

▽バッテリー
千葉ロッテ 本前、岩下、東條、唐川、ゲレーロ、西野、オスナ—松川
楽天 田中将、安樂、酒居、ブセニッツ、宮森—炭谷、太田

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