フラグを粉砕

連勝中のエース石川に対するは高卒3年目の北浦となれば勝って当然という負けフラグが立ちましたが、あっさりとそれを粉砕しました。
これで左手で投げるだけではダメと栗山監督が学んだかどうかは分かりませんが初回に打者一巡でのKOは前日に続いて守備の乱れもあり、三回も打者一巡で一試合に二度のそれは21年、実に7800日ぶりは松本球団本部長が出場をして井口監督は敵だったとのことですが全く覚えていません。
覚えているのは大阪ドームで初回、二回と5点ずつはいずれも打者一巡だったような、しかし楽勝のはずが園川がKOされて試合がもつれて延長戦に突入、旅の途中下車での観戦だったので泣く泣く席を立ってサヨナラ負けを四国に渡る列車の中で友人からの電話で知ったのはいい思い出です。
調べてみればこちらは1997年8月24日ですから23年前にもなり、いずれにせよ球団史に残る猛攻で7月3日以来の貯金5を減らさないよう土日も勝つのみです。

安田が地元初お立ち台

北浦からすればあっという間だったでしょう。
先頭の福田秀は打ち取った打球が内野安打となり、マーティンの先制タイムリーも打たれた気はしていないはず、菅野のそれは記録は内野安打でしたが悪送球になっていなければアウトにできていたタイミングでしたし、あの表情になるのは分からないでもありません。
ただ二軍で21回を投げての防御率0点台ほどのピッチングには思えなかったのが正直なところで、130キロ台後半のストレートは見た目よりも伸びがあると黒木が力説していましたが打者の反応はそうとは見えず、カーブやスライダーのコントロールも中途半端でした。
安田がしっかりと叩いてのヒットには左腕のアドバンテージが感じられず、清田もそのスライダーがくるのが分かっていたかのようにドンピシャですくい上げてのツーベースを放ち、我慢強い栗山監督をして1/3回27球で諦めざるをえないぐらいにどうにもならない北浦でした。
ここのところ湿り気味だった安田は走者一掃の3点タイムリーツーベースを含む3安打猛打賞で地元初お立ち台、その21年前の猛攻の8日後に生まれたなんてネタもあり、このメモリアルデーをきっかけに半月ほどご無沙汰のアーチが飛び出せば勢いが付きます。
狙う必要もありませんし小深田が気持ち悪くもありますが與座、鈴木の西武勢が失速したことで新人王の可能性もあり、.250の二桁アーチを目指しましょう。
大差の展開に佐藤、茶谷、西巻、和田にも出番があり、ヒットこそ出ませんでしたが西巻や和田に守りでいいプレーが見られたナイスゲームでした。

石川のモデルチェンジは是か

大量リードに守られての石川は3連勝、しかし6回99球での9安打5失点は物足りなくはあります。
もっと長いイニングを投げないとと反省をしつつ本人はそれなりに手応えを感じているようですがそれが前の試合で言われていたモデルチェンジ、打たせてとるそのスタイルへのものなのか、確かに何かを考えなければならない年齢に差し掛かりつつはあります。
ただ伸びやかなストレートで押すことにより台頭をしただけに、意図的に抑えているのかどうかは分かりませんが打たれ出したら止まらないところはそれが影響をしているような、その方向性はよしとしてもギアチェンジができずにのっぺりとしているような気がしてなりません。
もっとも石川とすれば安田、福田秀の動きに一言あるかもしれず、もしその路線でいくのであれば守備陣との関係に大きく左右されそうです。
アップアップの中継ぎ陣はようやく戻ってきた東妻がしっかり腕を振っていたのに一安心、ややシュート回転しているように見えるのが気掛かりですが体調面での不安がなければずっと一軍にいなければならない投手ですので使い倒していきましょう。

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◆8月14日(金) 千葉ロッテ−日本ハム10回戦(ロッテ6勝4敗、18時、ZOZOマリン、4,983人)
▽勝 石川 9試合3勝2敗
▽敗 北浦 1試合1敗
▽本塁打 田村2号(西村)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、東妻、唐川、小野—田村、柿沼
日本ハム 北浦、西村、村田、福田、堀—石川亮、鶴岡

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