繋がる、繋がる

もちろんそれだけが理由ではないでしょうし明日以降がどうなるかも分かりませんが、鳥谷を外して二番マーティン、なぜか角中を四番に据えましたがクリーンアップも元に戻して打線が繋がる、繋がる、スタメンに復帰の安田も3安打猛打賞で乱戦を制しました。
その安田について井口監督が取って付けたような理由を語っていたようですが、それよりもTwitterの圧倒的多数の質問に答えてくれた方が分かりやすいです。
そしてお立ち台は今季初めてのレアードが追撃の2点タイムリーツーベースは塁上で拳を突き上げてチームを鼓舞し、そしてライナーで叩き込む中押しのホームランに技ありでダメ押しの起点となるライト前ヒットと3安打3打点のバッティングだけではなく、たまたま入っただけにしか見えませんでしたが青木の痛烈なライナーを捕ったのも抜けていたら試合がどう転んだか分からなかっただけに大きな貢献でした。
守っているときも表情が豊かで見ていて面白いですし、守ってなんぼのレアードでこれからもチームをぐいぐいと引っ張っていってください。

野球を楽しむ

プレー中のそういったものは好き嫌いが分かれそうですし自分的にはどうかと思うときもありますが、マーティンも喜怒哀楽を隠しません。
今日は牽制で頭から戻ったときにタッチをしたオスナに、ヒットでの進塁でセカンドベースを回ったところでレフトからの返球にやはり慌てて頭から戻って青木に、何てことをしてくれるんだ、とばかりのパフォーマンスでスタンドを笑わせてくれました。
どこまで意識をしてのものかは分かりませんが興行として、また本人が楽しんで野球をやっているのであれば正解なのでしょう。
それでいてベースカバーが遅れていると見るや果敢な走塁をしますし、マン振りはしてもボールを追いかけることはしませんので四球もしっかり選びます。
この両舶来砲に引っ張られる形での17安打は荻野のそれはともかく安田の走塁ミスなど詰めの甘さも目立ちましたが、柿沼がバントを決めて菅野がきっちりと進塁打を打って、勢いに任せたところはあるにせよいい野球ができていたように思います。
ちなみにドラフトのときには奥川派だったことで注目をしていたそのピッチングは、リードにもよるのでしょうが球種の多さと緩急を使っての大人のそれは裏を返せばスケール感がもうひとつだったような、もちろん現時点での評価にはなりますが、佐々木朗>奥川のファーストインプレッションでした。

益田が怖い

その佐々木朗に二試合連続の先頭から二者連続アーチをプレゼントしたのでライバルの奥川にも、というわけでもないでしょうが、二木がいきなり塩見、青木に連続被弾でさらにはダブルスチールを食らっての3失点で三回までに72球も投げましたから、6回3失点は上出来でしょう。
際どいところがボールとなって、と言いますか両チームともに困惑のジャッジに苦しんだところはあったにせよ立ち上がりの制球の悪さが酷すぎて四回が精一杯だと思っていましたので、追い付いてもらってからの立ち直りは別人を見るかのようでした。
そして鳥谷でなくてよかった安田、中村奨の好守に助けられての佐々木千、一発を食らうも唐川、からの鉄板リレーは最後に益田がふらふらと、先日と同じく先頭打者を出して代打にも痛烈に叩かれて、青木を歩かせて山田が逆転グランドスラムの悪寒がしたのは自分だけではなかったように思います。
本来であれば益田が投げないでいい展開にしなければならない試合でしたが立ち直りには理想的な3点差、しかしそこでピシャリといけずに27球も投げたことで明日に競っても投げさせるのは勇気が要りますしきっと投げさせないでしょう、岩下の奮投と打線の再爆発を願うばかりです。

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ヤクルト 3 0 0 0 0 0 0 1 0 4 9 0
千葉ロッテ 2 0 1 2 1 0 1 0 X 7 17 0

◆6月8日(火) 千葉ロッテ−ヤクルト1回戦(ロッテ1勝、17時45分、ZOZOマリン、5,851人)
▽勝 二木 10試合3勝3敗
▽S 益田 28試合4敗15S
▽敗 奥川 7試合2勝2敗
▽本塁打 塩見8号(二木)、青木3号(二木)、中村奨3号(奥川)、レアード14号(奥川)、山田13号(唐川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、佐々木千、唐川、益田—柿沼
ヤクルト 奥川、吉田喜—古賀、嶋

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