今季は日本ハムで一軍投手コーチだった建山が入閣です。
井口政権はホークス閥でしたが吉井政権はファイターズ閥の色合いが濃くなって、光山コーチの招聘でバファローズ閥になるかと思っていましたが、と言うよりは井口監督がそうだったように吉井監督と個人的な繋がりがあることで形としてそうなっているだけでしょう。
建山とは日本ハムでのコーチ時代にコーチと選手の関係にあって、そしてメジャー経験者、侍ジャパンコーチと似た経歴でもあります。
新庄監督が口説き落としたにしては今季はシーズン中にブルペン担当になったり結果的に合わなかった、きっとロッテに行くんだろうとその退団後について日本ハムファンの半ばが予想していたらしくそれを後押ししていたのが岩本、見事な適中は2分50秒ぐらいから、この岩本を信ずれば吉井監督と言うよりは「親友」の金子参謀による引きなのかもしれず、更迭どころか金子参謀の発言力がさらに増すことにもなりそうです。
手腕
建山コーチの手腕については承知しておらず、適中に至るまで2分ほどを経歴も含めて岩本が語っている情報が全てです。
日本ハムファンはこてんぱんにしたロッテに情報が流れて逆に来季にやられるんじゃないかとの危惧を抱いているようで、まあそんな簡単な単純な話では無いでしょうがその危惧どおりになってくれればよし、加えて鼻高々な岩本が長々と語っていますのでご参考まで、期待しています。
ちなみに情報流出については金子、建山とも稲葉系列に思えて、ポスト新庄で稲葉監督が誕生したときに逆のパターンになるかもしれません。
編成
担当はこれから、ってのは同日にDeNA入閣が決まった村田と同じで編成としてはめたと言うよりはまず建山といった感じが否めません。
今季のスタッフは一軍が小野コーチ、ブルペンに黒木コーチ、二軍は大谷コーチと大隣コーチで、ここに単純に突っ込むのではなく誰かしらが弾き出されそうな、吉井もしくは金子ルートでの獲得であれば建山が二軍は考えづらく、そうなれば小野コーチをブルペンに戻して黒木コーチが押し出される可能性が高そうです。
もしそうなったら黒木コーチは日本ハムのときもメイン→ブルペン→退団という経緯で指導者としての力量が無いとのレッテルを貼られることにもなりそうな、もっともこの秋にスライダー磨きをやっている澤田が「ジョニーさんにアドバイスをもらって、それでスライダーだけでなくストレートも全てよくなった」と合う合わないがあるにしてもコーチングがいけていてマネージメントがダメなタイプであれば二軍転出がよいようにも思います。
でもそれで大隣コーチが抜けるのは、左腕日照りだったチームを形にしたのは大隣コーチあってこそと考えるだけに黒木コーディネーターが妥当かもしれません。
仲良しの小坂も体調面の問題もありコーディネーターになったのは球団が抱えておきたいとの思惑で石垣島での朝特守で藤岡や小川に指導する姿や松石を教え込んだりして、黒木コーチもコーディネーターとしてピンポイントで指導すると同時に全体を俯瞰することでマネジメントを学ぶチャンスとなります。
確実なのはこれで美馬が引退、投手コーチに就任のルートは消滅したかなと、枠が足りずに指をくわえて球界の動きを眺めることになるのでしょう。
福浦
本来は村田コーチの後釜をいの一番に何とかしなければならないところでのこの動きは、やはり福浦ヘッド兼打撃が打撃専任となるが濃厚です。
それでヘッドコーチと戦略コーチというわけの分からん並立が解消されて文字どおりに金子参謀が金子ヘッドに、中途半端が解消されます。
実態は不明ながらまたぞろ逆方向を強く押しだしていると報じられていることでアレルギーのある向きもあるでしょうが、とりあえずの整理は悪くありません。
それとも黒木、あるいはサブローも引っくるめて大シャッフルがあるのか、ここ数年は組閣が12月にずれ込むのが目立ちますが今月にさくっと決めてください。