いよいよチームは関東圏に、まずはビジターの横浜で始まります。
沖縄本島や宮崎まで足を運んだファンがいるわけで平日ながらいつもの応援スタイルになりそうな、選手はやり甲斐が出るでしょう。
今はコンプラでもないですが野次はほとんど聞かれずそういう意味ではいい時代になって、かつては酷いものでした。
ただ意図したかはともかく笑えるものもあって、それも現地観戦の一つの楽しみだったりもして、もっとも飛ばされる側はたまったものではなかったと思います。
川崎球場にて
聞いた中で申し訳ないながら一番に笑ってしまったのは、これは今だったらかなり叩かれたであろう、川崎球場での阪急戦です。
ロッテが大差で勝っていた試合の終盤に酔っ払いのオヤジたちがビールカップの底を抜いてメガホンにして、声を揃えて「ピッチャーが悪い、キャッチャーが悪い、一番悪いの加藤、アホ、アホ、アホの加藤、アホ、アホ、アホの加藤」の合唱を、その直後のファーストゴロを加藤がエラーして大盛り上がりでした。
当時をご存知の方であれば分かると思いますが川崎球場のファールエリアは狭くて、そうでなくてもガラガラのスタンドで声が響いて当然に加藤にも聞こえていて、そのプレーの後にスタンドをにらみつけてそれでまたオヤジたちがヒートアップしてさすがに気まずくなったのを覚えています。
二階席にて
今でこそバックネット裏を中心とした観戦ですが、以前は二階席でした。
オリオンズのヘルメットをかぶったおっちゃんとかスクーターで通い詰めている人とか、名も知らぬ顔見知りといつも同じ場所でです。
自分が飛ばして一番にウケたのは開幕してまだ寒い時期のナイターで延長戦に入ってサヨナラのチャンス、打席に初芝が入ったところで「頼む~初芝~、決めてくれ~」、これには周りは無反応、ところが少し間を置いて「寒いよ~」と続けたら一帯が大笑いをしてくれました。
いや、ホントに寒かったんですよ、早く帰りたかった、ちなみに初芝は凡退して結局はぶるぶる震えながら引き分けで終わった試合です。