スイープできない

下位を相手に連勝だっただけに確実にスイープしたかったですが、しかし接戦に敗れてまたしても逃しました。
九回二死からの粘りで満塁にするも安田がフルカウントからの見逃し三振はそこまでも含めてゾーンが広かったとは井口監督で佐藤の三振や福田秀への3球目などがそうでしたが、ただあの最後の一球は低いと見て見逃したと言うよりは手が出なかったナイスボールと宮西を誉めるしかないでしょう。
スリーボールとなった4球目が近いコースだったので見ているこちらはとすれば押し出しかと思いましたが、こればっかりは仕方がありません。
5球目をカウント球として振りにいかなきゃ、とも井口監督ですがそこまで低めにきていただけにこれも見送ったと言うよりは虚を突かれたような、いずれにしてもボールをしっかり見る姿勢が安田をここまでにしていますので見送り三振が少なくないことは負ではなく目を養う過程だと前向きに考えます。

終盤の押せ押せに押し切れず

そもそもそこまでに何とかしたかった、点を取った後のあと一本が出ませんでした。
七回には菅野四球、代走和田とくれば前日の再来を期待したものの走るチャンスが無いままに先に中村奨が打ち上げてしまい、その後に盗塁と四球も荻野が打ち損じてジ・エンド、この七回以降が押せ押せだっただけに勝ちきれなかった印象が強く残ります。
上原、杉浦ともに前回にソフトバンクを抑えているところで今日に杉浦、明日に上原とした栗山監督の思惑どおりに上原も勝ってくれればいいのですが、もしそれが裏目に出れば恨みたくもなりますが今季初対戦の杉浦を打ち崩せなかったのですから上原にもやられたであろうリーグ最低打率といったところです。
そんな中で明日以降に繋がるとすれば福田秀が外のボールを流してのヒットで、そこまでの打席からすればたまたまが濃厚だったりもしますがあれが意識的なものであれば逆方向が54打数1安打だったなんて無様が少しは改善できるはず、当然にバッテリーの攻めも変わってきますから率も上がってくるでしょう。
あとは守備、昨日も今日も披露してくれたギリギリまで追って最後はバレリーナジャンプは見飽きましたので、もちろん他の野手の動きを見極めた上でのチャレンジはあってよいですがそのほとんどが届きもしなかったりしていますしアクシデントのリスクもありますから、ほどほどにお願いします。

東妻はやっぱ厳しい

岩下は立ち上がりからピンチの連続でしたが6回2失点ですので負けは可哀想ではあり、ただ球数が多いことで守りの時間が長くなり援護が得られなかったところもありそうな、持ち味を殺しかねないので微妙な感じもありますがそろそろ球数対策を考えたくはあります。
ストレートに力強さはありましたがそれが高めにいきがちを活かすべきフォークが浮き気味だったのが理由かスライダーを増やした柿沼のリードは、しかしそのスライダーをここのところよく見る体勢を崩しながらすくい上げる中田の技ありにやられたのが痛かったです。
またアンパイ清宮にど真ん中をスタンドインされたのは罰金ものながらも、それでもらしさのあるピッチングはできていました。
しんどいのは東妻で真っ向勝負の姿勢は買いますが上背が理由かねじ伏せるほどの圧が足りずに痛打されるのは鎌ケ谷で見たまんまで、スライダーを除けばフォークもナチュラルシュートもカットボールも140キロ台と緩急を付けられないのは打者から見れば待ちやすいのではないかと思います。
大学時代は多くはなくともカーブも投げていたはずなので、あるいはチェンジアップでもよいので緩いボールを覚える今オフであってもらいたいです。

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◆10月1日(木) 日本ハム−千葉ロッテ21回戦(ロッテ12勝9敗、18時、札幌ドーム、4,230人)
▽勝 杉浦 11試合6勝3敗
▽S 宮西 40試合2勝1敗4S
▽敗 岩下 14試合5勝7敗
▽本塁打 清宮6号(岩下)、宇佐見3号(東妻)

▽バッテリー
千葉ロッテ 岩下、東妻、東條、小野—柿沼、田村
日本ハム 杉浦、公文、秋吉、堀、玉井、宮西—宇佐見

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