船橋市に裏切られた

日本ハムに鎌ケ谷を譲って欲しいとか、そうでなければ船橋に二軍を移転してくれとか、勝手に自分がそう思っているだけです。
しかしその翌日に鎌ケ谷スタジアムで船橋市がスポンサーになっての開催とは何だそりゃ、しかも市長が始球式までやりました。
ららぽーとにある船橋市観光案内所に日本ハムのポスターは貼ってあるのにロッテのそれは無い、なんてのが距離感を示しているのでしょう、立地的に千葉市よりも鎌ケ谷市の方が近い船橋市ですから人の流れという意味でも正しくはあり、しかし船橋市民のロッテファンとしては哀しくもあります。

平沢が首位打者を獲得!

1厘差で4人がひしめく首位打者争いはトップを走っていた小深田が2タコで最後尾の秋広が4打数1安打だったのに対して、平沢は5打数2安打で眼下の秋広を蹴散らし上を行く小深田、離脱中の西川を抜いて二軍のそれではありますが初のタイトルを獲得しました。
一打席目こそ打ち取られましたが二打席目は犠牲フライ、そして三打席目はライトに四打席目はレフトにといずれもしっかり捉えた打球でマルチヒットです。
おそらくこちらもそうでしょうがDeNAもライバルの打席を見ながらの起用でスタメンから外れた小深田は平沢のこの結果を受けての途中出場でトップを走っていたからこその受け身が裏目になってしまい、そしてその小深田の結果で大丈夫とこちらはフル出場をしました。
平沢はもう7年目ですから二軍のタイトルは微妙ながらも、一年間を戦い抜いた結果ですので胸を張ってよいと思います。
チーム内では端っこに追いやられて本人のためにも現役ドラフトなどで出してあげたいと考えていましたが、井口監督の退任とタイトルという箔が付いたことで来季に向けてのいいきっかけになるのではないかと、楽しみでありしかし最後かもしれないチャンスはもう始まっています。
打線は10安打7得点とこのカードでは一番に塁上を賑わしましたが、ルーキーや育成枠選手が相手で加藤と同じチームの投手とは思えないコントロールの悪さで9四球もあり、それでもシーズンの最後を飾るいい攻撃ができたと前向きにいきましょう。
もしかしたら平沢から一転してトレード候補になるかもしれない藤岡はツーベースに2四球と犠牲フライでアピールを、そして短かったのは襟足だけでした。
余談ですが先日にBIGBOSSの方針どおりに一軍デビューを果たした達はメジャー志向が強いのでパワータイプかと思いきや変化球中心でストレートは140キロ台前半、それでいてコントロールがバラバラという素材型はかつての日本ハムらしい1巡目ながらもロマン枠っぽいです。

準備は整った

先発の種市は6回4安打4失点、数字としてはこのカードでドベですが内容はピカイチでした。
悪かったのは立ち上がりと締めでいずれもツーランを食らって、その立ち上がりは感覚がイマイチだったのか締めは90球を超えて疲れが出たのか、担ぎ投げが顕著で廣畑ほどではなくも右肩が開いていて、ストレートがすっぽ抜けて思うところに投げられません。
しかし真ん中はその肩の開きが無くなってストレートでぐいぐいと押すピッチングは7奪三振とマウンド上で跳びはねるようで、始めと終わりという課題が見られましたが来季の完全復活の準備は整ったと楽しみになるローテーションの枠を1つ用意しておきましょう。

原石を見つけた

もしかしたらそんな種市よりもよかったかもしれない、初めて見る田中楓です。
まずマウンドでの立ち姿が美しい、一本の線がピシッと体の中心を貫いているように軸がしっかりとしています。
そして体ごとボールに乗っかるように一直線にホームに向かってまっすぐに、その雰囲気としては西野に似ているような印象を受けました。
腰に不安があるとの話も聞こえてきますが体調面での問題が無いようであれば、早ければ来季中にも背番号が軽くなるかもしれません。

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◆10月2日(日) 日本ハム−千葉ロッテ15回戦(ロッテ12勝3敗、13時、鎌ケ谷、2,491人)
▽勝 種市 16試合6勝2敗
▽S 小沼 13試合1敗2S
▽敗 達 13試合4敗
▽本塁打 万波2号(種市)、速水5号(種市)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、田中楓、佐藤奨、小沼—植田、田村
日本ハム 達、松浦、高山、姫野、福田、畔柳、古川侑—田宮、速水

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