だって野球は面白い

投打の主力を欠いて5連敗中の日本ハムを屠るつもりが二回までに5点を失って逆に屠られるのかよと、しかしそこからひっくり返しての5連勝です。
平良から3点を取ってのサヨナラ勝ちに続いてこれほどのビハインドをはね返して、この連勝は全てが逆転勝ちで例によってのニッカンによれば2002年7月以来の20年ぶりとのこと、先行逃げ切りが理想ではありますがこれはこれで珍しい快挙です。
二回まではしゃぎまくっていた岩本とゴーンヌが三回以降に大人しくなったのが痛快で、レアードの不振を語って「ここらで打てば」と岩本が言えばレフトスタンドに放り込んで、エチェバリアの走塁への岩本の苦言にゴーンヌが「そうそう三塁打は出ないので」に茶谷がスリーベースを、笑わせてもらいました。
日本ハムファンも二回の時点で試合終了後の、3年振りの花火大会に気持ちがいっていたでしょうからお気の毒様です。
こうなったら明日もきっちり勝ちたい、面倒くさい伊藤が相手ですが今季はそこそこ打てていますので是が非でも勝ち抜きましょう。

茶谷が初、初、初、初、初

茶谷がプロ入りで一番に輝いた試合でした。
一打席目に初長打となる二塁打を放つと次の打席ではプロ初打点を、四打席目には初三塁打で初の3安打猛打賞、そして初のお立ち台です。
五打席目が回って初本塁打でサイクルヒットまでなれば一面を飾れたかもしれませんが、残念ながらネクストバッターズサークルで終わりました。
四回の2点タイムリーも大きかったですが八回の追加点が結果的に益田を救った値千金の一打で、守りでも先日に続いての反応のいいところを見せてエチェバリアとの三遊間は楽しみがいっぱい、そんな状況で小川を引っ張り上げた思惑が見えませんがそんなものは蹴散らすのみです。
井上、レアードの連続アーチは甘く入ったボールを見逃さずに豪快にレフトスタンド中段へ、四番と五番が打てば勝てるとはどの口が言うとは井口監督ですが、その井上は「本当の四番が帰ってくるまで」とはチーム内でそういう認識であればちょっと意外、安田には肝に銘じてもらいたいです。
レアードくじに当たりが入っていたのが分かったのは喜ばしいですが他の打席を見れば当たり本数は相当に少なそう、それでもガラガラ回すしかありません。

田村が帰ってきた

昨季の数字からして柿沼かと思っていましたが田村が今季初の一軍で、そしてスタメンマスクとなりました。
残念ながら立ち上がりに失点を重ねるリードとなってしまいましたが佐藤都と同じく右打者にはクロスファイアを要求してベース板を広く使えていましたし、今日は本前が悪かった、初バッテリーで投げづらいなんてのがあったかもしれませんが全体的にボールが高く、そして抜ける苦しさです。
それでも失点は飛翔王を除けばポカの落球から始まってエチェバリア、自身のフィルダースチョイスがあってのものですから三回は簡単に三者凡退に抑えましたので四回からの継投はオールスター休みを控えているからこその贅沢さか、そしてそれが当たりました。
淡々と佐々木千が2イニングを抑えて逆転後は小野、東條、オスナ、益田の鉄板リレーは防波堤が決壊しかけたものの、本人は気にもしていないでしょう。
佐々木千は2試合続けてらしいピッチングで昨季の象徴でもあったリリーフでの白星を手にして、後半戦は小野と中盤を支える存在になってもらいたいです。

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千葉ロッテ 0 0 1 3 2 0 0 1 0 7 12 1
日本ハム 4 1 0 0 0 0 0 0 1 6 8 2

◆7月23日(土) 日本ハム−千葉ロッテ13回戦(ロッテ8勝5敗、15時、札幌ドーム、24,326人)
▽勝 佐々木千 13試合2勝1敗
▽S 益田 38試合1敗23S
▽敗 古川侑 24試合1敗
▽本塁打 今川7号(本前)、井上2号(古川侑)、レアード13号(古川侑)

▽バッテリー
千葉ロッテ 本前、佐々木千、小野、東條、オスナ、益田—田村、加藤
日本ハム 河野、西村、古川侑、メネズ、吉田、玉井、堀—清水、郡

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