ガン!ガン!シーン・・・

野手陣も田村や西巻が合流をして、荻野や角中らベテラン勢や外国人選手はZOZOマリンに戻ってからなのでしょうが、開幕に向けての選別が進みます。
当落線上の選手とすれば結果はもちろんですがそろそろ内容も伴わなければ厳しくなってきそう、今日も明暗が分かれました。
開幕が一ヶ月早ければの岡が藤原に続く二者連続の初球アーチで三発目を放っただけではなく貴重な外野フライで2打点だったのに対して、田村の合流で柿沼がどうなったかは不明ですが捕手と言うよりは右打者としての期待がされる吉田はいずれも外野に飛ばしながらも差し込まれ気味のノーヒットは痛すぎます。
開幕まであと半月弱、ある程度の我慢をしてもらえるのも大阪まででしょうから最後の踏ん張りどき、悔いを残さないよう各選手とも頑張ってください。

安田と山口

そんな派手な始まりでしたが二回以降は1得点、チャンスらしいチャンスもありませんでした。
対左腕を想定して四番から外されたのはともかくとしても九番まで下げられた安田は課題のストレートを強く叩けないのは相変わらずで、始動の遅さが逆方向への巧打など変化球にはプラスに働いてもスイングスピードが伴わなければストレートに振り遅れるのは必然です。
代わりに四番に抜擢をされた山口は対照的に豪快に振り抜くスイングは脆さもはらんでいますが相手バッテリーからすれば怖さは安田よりあると思われ、守りでは投手との連携や牽制のときの動きなどで経験不足が露呈しましたからそこも含めて二軍で鍛えた方がよいと考える一方で、井上の状態次第ではありますがファーストとDHを取っ替え引っ替えして使い続ければ低打率でも15発ぐらいは打ってくれそうな期待感があります。
山口のためにはなりませんが安田の尻に火を付けるにはサードの練習をさせてみるのもよし、とにかく額面どおりに競い合わせましょう。
そういう意味ではようやく深いところからの肩を魅せてくれた小川と藤岡を交互に使っているのと同じくしぶとくヒットを放った西巻を湿りっぱなしの中村奨にぶつけてもらいたく、またベンチにその考えは無いでしょうが田村には打てない佐藤都よりは吉田の方がプレッシャーになりそうな、などなどです。
浜屋は攻略し損ねましたが足を使って揺さぶりましたし、ちなみに牽制死が続く和田ですがシーズン中であればリクエストですから気にしなくてよいです。

投手は最終段階か

投手陣の選別は最終段階に入りつつあるようです。
登板間隔から開幕投手が濃厚な美馬、二木ともまずまずのピッチングで、もう少し数字が欲しかったですがそれよりも質のタイプですから問題ないでしょう。
そのストレートが一番に伸びていたのは唐川で、打者の手元でぐっと伸びるそれは体感的には平良に劣らず150キロ近いものがあるのではないかと、FA絡みで先発志向が炸裂するかと心配をしていましたが淡々と中盤を支えてくれそう、あるいはハーマンではなく澤村の穴を埋めての八回を任されるのかもしれませんが、益田も含めて一番に安定感があったのは唐川ですから自分的に一番に重要と考える先発が代わった直後に流れを変えないための二番手を推します。
今日に物足りなかったのは佐々木千と山本大、佐々木千は構えたところに投げられず変化球の曲がりが大きいことで何とか堪えましたが球数も多く大事なところで投げさせるのは怖すぎで、千葉に戻って永野が投げるまでに差を付けたい山本大も3四死球ではどうにもなりません。
期待していた東妻も伸び悩み爆発ですしこのあたりの底上げがイマイチなのが不安で吉井コーチも頭が痛いでしょう、次があればそれはラストチャンスです。

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千葉ロッテ 2 0 0 0 1 0 0 0 0 3 8 1
西武 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2 4 1

◆2月27日(土) 西武−千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、13時、春野、ちらほら)
▽勝 美馬 1試合1勝
▽S 山本大 5試合1S
▽敗 浜屋 1試合1敗
▽本塁打 藤原1号(浜屋)、岡3号(浜屋)、森1号(東條)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、二木、唐川、東條、佐々木千、山本大—田村、佐藤都
西武 浜屋、平良、宮川、伊藤、田村—森、駒月

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