スタート地点まで戻る

今日に勝って五割復帰、スタート地点まで戻りました。
開幕五連敗ながらも20試合目までに借金を返済したのは24年ぶりとのことで、その1997年の日本ハムも前回に開幕五連敗だった2014年も4位で終わりましたのであまり縁起のいい数字ではないものの、引き分けを挟みながらのものですから派手さはありませんが連勝を地味に伸ばしていい感じではあります。
そして明日に今季初の貯金となるかどうか、そろそろ鈴木に打線の援護が欲しいのはもちろんですし、新人王争いをする宮城が相手ですからなおさらです。

美馬らしさ全開

美馬が七回は投げきれませんでしたが一発のみの2失点に抑えて、抜群というわけでもありませんでしたがらしい安定感のあるピッチングでした。
力強いストレートを軸にフォークが低めに決まり、またスライダー、シュート、カーブを巧みに交えて高低左右を広く使った組み立てはさすがです。
被弾は低めでさほどに悪いボールでもありませんでしたが大柄な杉本が一番に腕が伸びるところに入ってしまったような、交通事故のようなものでしょう。
ただその杉本の三発はいずれもロッテ戦ですのでまたしてもキラーとなってしまうのか、いい案配にエラーをやらかしてくれる可愛い奴でもあるのですが、それにしても長打のダメージは超絶貧打線を抱えるロッテには大きすぎますのでたかが12打席でのそれはいくら何でも多すぎます。
続くピンチに安達のところでの交代は前日の山岡に角中と同じく昨季に9打数5安打でこの試合でも3安打を浴びていた相性の悪さが理由でしょう、そうでなければ七回は最後まで任されたと思いますので美馬としては通常運転、自身初の二年連続の二桁勝利に向けて順調です。
もっともあそこでハーマンを使ったことで唐川とともに今週は3試合を投げてしまい、益田もそう、明日に競った展開になったときへの重荷ではあります。

ジンクスは続く

6点以上を取れば負けない、と言うよりは、6点以上でないと勝てない、そんなジンクスが続いてしまった九回の追加点です。
もちろんそれで益田の週4日登板の是非が先送りになったのは喜ばしいですし希望どおりに土居での締めくくりもそう、得点は多いに越したことはありません。
そんな打線はレアードを外して角中を連日のスタメンに、角中がやはり山崎福を打っているというのもありますがレアードもここのところ調子を上げていますし、足にまだ不安があるらしいマーティンをDHにするにしてもファーストにレアードでもよかったわけで、山口>レアードの理由が気にはなります。
それはさておき初回の無死二塁を逃すなどイヤな流れを断ち切る藤岡の先制タイムリー、起用に応える角中による追加点、追い上げを食らったところでの岡の今季初アーチといい点の取り方ができていて、対左腕も昨季ほどに苦しむことなくその昨季からの慣れが利いてきたと思いたいです。
とは言え気になるところもここそこに、またしてもヘッスラの藤岡はうずくまってトレーナーが出てきたのにはヒヤリとしましたし、当たりは悪くないようにも見えますがどれもポイントがずれている藤原はいつまで続くのか、たまには吉田も使ってやれよと、鳥谷の代走は見飽きました。

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◆4月17日(土) オリックス−千葉ロッテ5回戦(ロッテ2勝1敗2分、14時、京セラドーム大阪、6,837人)
▽勝 美馬 4試合2勝1敗
▽敗 山崎福 3試合2敗
▽本塁打 杉本3号(美馬)、岡1号(鈴木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、ハーマン、唐川、土居—田村
オリックス 山崎福、比嘉、鈴木、竹安—伏見

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