また浅村かよ

最後まで続いてくれよと願いながらもどこかで破裂するだろうとの覚悟はありましたがそれがあそことは天の配剤なのか、あまりにショックが大きすぎます。
打った瞬間にそれと分かる浅村の決勝アーチは前日と同じく魅入られたように甘いコースに、その失投を引き出すのも打者の力なのでしょう。
これならそれこそ涌井に完全試合をやられた方が傷は浅くその効用もあったかもしれず、また試合開始直前、そして途中の大粒の雨がなぜもっと降らなかったのかと恨めしくもなり、台風の進路予想が変わったことで明日よりも明後日の方が中止の可能性が高い予報ですがロッテファンの心は既に暴風域です。

打てなさすぎ

それもこれも打てなさすぎ、唐川に一発だけは打たれちゃいけないとは井口監督ですがそれはごもっともすぎて、しかしそもそも打線がしょぼすぎます。
昇格即スタメンの福田秀は涌井にそこまで6打数3安打1発と打っていたのでよいとしても、それであれば起用は嬉しくも2打席2三振の和田を抜擢して今月に打ちまくっている角中、あるいはここ数試合に攻走で結果を残している加藤を外したのはなぜなのか、データと育成のバランスであればむしろ逆でしょう。
チーム戦略部がともてはやされながらも円陣を組んでも狙い球が変わったようにも見えず、仕留めたと言えるのはマーティンのツーベースぐらいでした。
外れた角中は九回に代打で出てきましたが八回に一死からでもバントで得点圏に走者を送ったのですから、あそこで勝負をかけて欲しかったです。
三木がいますので使いもしない茶谷をようやく抹消したのが理由ではないはずで、またベンチに根が生えたままで終わった加藤も悔しかったでしょう。

小野に覚醒の兆しか

小島はまだコーナーへのこだわりを捨て切れていないようにも見えましたが、キレのあるストレートは威力がありました。
ボールがばらけても四球が少ない小島が5四球は左下のゾーンへのジャッジが涌井に比べて厳しかったのが理由だと思いますのでそこは問題なし、克服しつつあった苦手の左打者が再発しそうになりましたがあのコンディションでも大崩れすることなくの5回3失点は責められません。
ただ下位を起点とした点の取られ方は相手に流れがいきがちですのでもう少し上から目線でよかったような、柿沼ともども濃淡は考えてもらいたいです。
そして古巣を相手に小野がホップするようなストレートを叩きつけ、高めに抜けるボールが少なくありませんのでまだ時間がかかると思っていましたがここ数試合はそのストレートが唸り、それが自信になりつつあるのか攻めのピッチングができるようになってきました。
ふてぶてしくも見えるそのマウンド捌きは好きなタイプですので、キャリアハイの未知の領域に故障離脱とならないよう適度な負荷で育んでいきたいです。

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◆9月23日(水) 楽天−千葉ロッテ17回戦(楽天11勝6敗、18時37分、楽天生命パーク、4,565人)
▽勝 涌井 14試合9勝3敗
▽S ブニセッツ 33試合1勝1敗14S
▽敗 唐川 18試合1敗
▽本塁打 浅村28号(唐川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、小野、唐川、澤村—柿沼、吉田
楽天 涌井、牧田、ブセニッツ—太田

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