有吉が今季初勝利

珍しくも雨の多い梅雨にやたらと風の強い日が多いですが、今日もZOZOマリンは15メートル前後の強風で投手にはお疲れ様でした。
その風が有利に働いての地元無双で今季は7勝無敗をカード後半に観客が入るところまでは続けて欲しい、きれいな勝ち方ではなくても泥臭くてオッケーです。
西野の故障離脱、二木の炎上で先発のチャンスが巡ってきた有吉は最初の登板がベンチに与える印象がどうしても強くなりますので山賊を相手にいきなりの正念場でしたが6回5安打2失点は100点満点でしょう、あまり数字は出ていませんでしたがストレートがうなっていましたし風の影響かスライダーの変化も大きく、やや遅めのストレートな感じで小さく動いていたのが何かよく分かりませんでしたが緩いカーブとともに効果的でした。
六回に1点差に迫られた直後の山川にはヒヤリとさせられましたが特有の高く上がる打球が風に戻されたのは超ラッキー、前の回にマーティンがやらかしたピンチを凌いだご褒美のようで、ゴロを打たせるタイプの有吉にしては舞い上がって風に戻された飛球が多かったのはそれだけ押し込めていたからこそでしょう。
これまで痛い目に遭っている栗山、木村と続くところでの木村勝負はイヤな予感しかありませんでしたが、ガッツポーズも当然の渾身のスライダーでした。
ここのところ安定をしていたハーマンが3失点にジャクソンの連続四球は通過儀礼として強風に慣れてもらうしかなく、しかし慣れているはずの益田までもが荒れまくっていたのはただ不調が続いているだけでしょうからベンチの有吉は生きた心地がしなかったと思われ、ぎりぎりで逃げ切れてホントによかったです。

それもこれも今日は久しぶりに二桁安打の8得点は失点の直後に突き放すタイミングも抜群で、序盤はやはり風の影響なのかやたら落ちまくる高橋光のフォークに手も足も出ていなかったので五回以降の得点ラッシュは望外の喜び、三回の柿沼はともかく七回の井上はセーフくさかったですがともに走塁死は積極的と言うよりは焦りにも見えましたのでこれで落ち着いてくれればと、ラッキーヒットにタイムリーのレアードも然りです。
そんな打順は大方の予想を裏切って四番レアードはそのままに二番マーティン、五番井上はレアードへの信頼感なのか角中が貶めた二番こそが問題との判断だったのか、二打席目までのマーティンを見れば頼りなさげでしたが三打席目のセンターへのタイムリーと四打席目の四球に必死さが見て取れました。
そして清田の頑張りで七番に回されたチャレンジ枠は順当に昇格の菅野ではなく安田、がこれまた二打席目までは箸にも棒にもかからないスイングでしたが三打席目に今季25打席23打数にして2安打目が初アーチは地元で放った初めてでもあり、こちらは逆に弾道が低かったことで風に助けられて伸びたにせよパワーを感じさせる一発は本人も喜びを隠しきれていませんでしたがそれ以上にマーティンを筆頭にベンチが大盛り上がりをしていたのが嬉しかったです。
正直なところ強く叩いたのではなく上手く拾ったものですしあの打撃フォームでは多くは望めないとの考えに変わりはありませんが、チームとして安田を押し上げようとしているのがよく分かりましたので七番であれば目をつぶって使い続けるでよいのではないかと、その中で変わっていくことに期待をします。

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西武 0 0 1 0 0 1 3 0 1 6 10 1
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◆7月7日(火) 千葉ロッテ−西武1回戦(ロッテ1勝、18時、ZOZOマリン、0人)
▽勝 有吉 2試合1勝
▽S 益田 7試合4S
▽敗 高橋光 3試合2勝1敗
▽本塁打 安田1号(高橋光)

▽バッテリー
千葉ロッテ 有吉、ハーマン、ジャクソン、益田—柿沼、田村
西武 高橋光、宮川、田村—森

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