開幕が3連戦で次からが6連戦ですのでカードの頭がそうなってしまうのは仕方がないのですが、西武を苦手にしている有吉をそこに据えなければならない厳しさは二木も西武との相性は悪かったので似たようなものと割り切るしかなく、有吉には八番手として巡ってきたチャンスに頑張ってもらいたいです。
カード後半には5000人ではあっても観客席にファンを入れての開催になるのですから、無様な試合はできません。
競り負けたところはあっても投手は先発、リリーフともにそれなりにやっていたところでの敗因は打線にあることは間違いなく、どうやら井口監督は中軸が打てなくて困るとコメントをしていたようですので打線の組み替えはそこがポイントになるのでしょう、あまり四番を動かすのは得策ではありませんが20打数1安打のレアードの放置は考えづらく、そうなれば代役は井上しかいませんので四番に強い意欲を見せていての下位待遇への反発力を期待したいです。
その井上を活かすためにも五番が重要になりますがそのまま中村奨とのコンビを維持するのか、それとも三番中村奨に回帰をしてマーティンのままにするのか、レアードをスライドするのも手ではありますが六番がベストポジションなので井上、マーティン、レアード、中村奨の並びがよさそうな気がします。
ただ打線の中では調子のいい中村奨の後ろに捕手枠と藤岡が続くのはもったいないところもあり、クリーンアップのイマイチさが目立ってはいますが得点力の足を引っ張っているのにこの打てない八番、九番の存在も見逃せず、打てないからこその八番、九番にしても2割にも届かないレギュラーはありえません。
捕手は守りが第一ですので多少は目をつぶるにしても、藤岡が頭抜けているにしても身長にも満たない打率で使い倒すのは本人のためにもなりませんしこれではいつまで経っても層は厚くならず、それは開幕直後に比べれば上向きつつあるもののやはり2割に届いていない角中についても同じことが言えます。
野手の入れ替えが一人だけ、はそれが安田でなかったこととともに驚きではありますが、その一人として落ちた福田光の代わりをまだ試合数が少ないながらも.400と打ちまくる菅野なのか守りも考慮しての.375の加藤なのか、今の控えの使い方を見ればあまり考えても仕方がないですが内外野のバランスを考えれば三木を候補にしたくもあり、いずれにしても大穴になっているショートとレフトへの備えでなければ嘘でしょう。
もっともその三木は二軍でもショートを平沢に明け渡してファーストを守ったりもしていますので、本来であれば藤岡に代えてスタメンで使ってみたくもありますがそれをやってしまえば何のために二軍があるのか、というチームの方針、構想が揺らぐことになりますのでマネジメントとしての禁忌です。
もうすぐに分かることですが打順を入れ替えるだけなのかメンツも変えてくるのか、によりこの現状をベンチがどう考えているかが見えてくるでしょう。