僕でいいのかな

やたら生暖かくそして強い風が吹いていたと思えば春一番だったようで、来週は週の前半にやや寒さが戻るようですが週末には春の訪れとなりそうです。
そんな球音が近づいてきた今月に佐々木朗の好調が続いて、開幕投手に指名された石川が「本当に僕でいいの?」と思ってもおかしくないぐらいに、開幕以降に取って置いて欲しいほどに、今日も5回2安打9奪三振の零封で練習試合から3試合で10回4安打17奪三振の無失点と快投が続きます。
名護のスピードガンは怪しかったですが他の投手のそれを見ればPayPayドームでも163キロは実態に近そうで、しかし勝負球はフォークでした。
ストレートの数字が先行して相手打者もそれをまず狙っているのでしょう、走っていないわけではありませんが意外なぐらいに空振りが奪えません。
しかしその待ちで140キロ台半ばから後半でボールが落ちれば空を切るのは必然で、見せ球、とは違いますがその配球でよいのではないかと思います。
全体的にシュート回転していてそれが右打者には恐怖感を与えて、左打者にはスライダーチックな動きを見せていたのも今日ははまって、しかし逆球が少なくなかったのでこのあたりが開幕に向けての積み上げていく課題でしょう、それが佐々木朗にとっての金棒です。

松川は悩ましい

その佐々木朗と組んだのは松川、今後もこのコンビでいくとは井口監督です。
巷でも話題になっているようですがとにかくキャッチングが見事であれだけの球速、変化であってもミットが微動だにせず、昨日は柿沼でしたし今日は加藤、ただのストレートでもミットがぶれて落ちるボールには上から被せにいって、どちらがプロ経験が長いのかが分からないぐらいに、このあたりの捕手陣についてもっと語って欲しかった、そうですね坊西は二番手にすらなれませんでしたが一軍でそこそこプレーをした捕手だったはずです。
バッティングではやはり引っ張りきれないところがありますが守りだけでも充分にレギュラー捕手を任せられそう、悩ましい、悩ましすぎでしょう。
加藤は股間を抜かれている場合ではなく、どうもバウンドしたときに腰が浮きがちでそれがバネ仕掛けで大きく弾いている理由にも思えます。
その松川も怪しいジャッジがありましたが2三振、打線は僅かに3安打の零封負けで佐々木朗を援護できませんでした。
さっそくに佐々木朗を二桁勝利どころか山本の対抗馬で最多勝候補とまで挙げる向きもありますが、この打線ではきつい、レアードとマーティンの両大砲に荻野、あとはエチェバリアを除けばこの福岡での顔ぶれでやっていくわけで、千葉に戻ってくる来週以降は開幕モードでアピールの時間は残り少ないです。
今日は持ち味の粘りと選球眼を発揮した平沢、きっちりと捉えていた菅野、超ファインプレーのダイビングキャッチだった茶谷が花丸でした。

もう左は諦めよう

成田に続いて追々試だった山本大はいきなり歩かせるなど左打者に全く機能せず、赤点も赤点、浦和にまっしぐらでしょう。
ここまでかなりチャンスをもらってきただけに二軍で無双しない限りは一軍に呼ばれることは無さそうな、崖に指先でぶら下がりです。
松永の動向も聞こえてきませんし鈴木の両刀遣いの可能性はありますがもう左の中継ぎにこだわらなくてよいでしょう、鈴木の中継ぎ推しは左だからではなく資質的にということで、土肥も含めた三羽烏はいろいろな意味で期待してきましたがここまでの伸び悩みは想定外でした。
大隣コーチの就任から小島や本前らの台頭が続きましたがそれ以前の左腕までには至らなかったのか、中村稔、そして秋山の台頭を待ちます。

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◆3月5日(土) ソフトバンク−千葉ロッテ3回戦(ソフトバンク2勝1敗、14時、PayPayドーム、17,176人)
▽勝 藤井 3試合1勝
▽S 森 1試合1S
▽敗 山本大 6試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、益田、山本大、廣畑—松川、加藤
ソフトバンク 東浜、藤井、甲斐野、森—甲斐、海野

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