雨中のじめっとした勝利

家を出るときから細かいのが降っていましたので覚悟はしていましたが、雨粒がそれほど大きかったわけではなくも風に霧雨が舞う鬱陶しい一日でした。
撮影もできないのでこれまでであれば二階に待避もコロナ禍での全席指定でそれもできず、内側が汗でベチャッとしたレインスーツも気持ち悪かったです。
これで負けてしまえば散々でしたがギリギリで逃げ切って、負けフラグが立ちまくった終盤を凌いでの勝利に救われました。
快勝が一番ですがこういった競った試合をものにできたのも大きい、苦手だったBIGBOSSがすっかりと美味になって一気に3タテを食らわせましょう。

ロメロ怒る

ロメロが離脱中の佐々木朗を抜いての7勝目、チーム勝ち頭となりました。
リーグでも9人並んでいた6勝グループから抜け出してトップの山本まであと1つ、今日に二軍戦で5回79球を投げた石川も含めて3人に最多勝の、2015年の涌井以来の快挙も狙える、これがロメロであれば球団史上初の外国人投手の最多勝利のタイトルとなります。
もっとも今日は六回に一死も取れずの4失点でコントロールを乱したわけではなく逆にまとまりすぎていたか、被弾やタイムリーだけではなく内野ゴロでの失点とじわじわと真綿で首を締められるような感じがありましたのでベンチも我慢ができなくなったのでしょう。
ただ当然に本人は納得がいかなかったのか遠目でしたが交代を告げられたときにキョトンとしたような表情で通訳と話しているときには肩をすくめて、ベンチに戻ってからは帽子を叩きつけて蹴りも入れていたような、カッカしやすい性格そのままの怒りを見せていました。
西野が抑えてベンチに戻ったときに迎えていましたからその怒りも長く続くものではないと思いたい、くれぐれも壁とかを殴らないようお願いします。
そんな連日の早めの継投で流れを押し留めた三者連続奪三振の東條、ファールで粘られても屈しなかったオスナ、僅か1点のリードに加藤とのバッテリーでは怖すぎてでもバウンドしてもシンカーを投げていつもの帽子をずらすポーズではなく雄叫びで締めくくった益田が連投ですから明日はきっと投げないとなるとさてどうする、佐藤奨に七回を投げてもらって、小野、ゲレーロでどうだ、それか楽々に佐々木千、八木、小沼でいける展開としましょう。

井上が戻ってきた

そのためにも先日に育成枠から復帰したばかりの田中、プロ2試合目で初先発というBIGBOSSの思惑を粉砕しなければなりませんが、逆にポンセと同じく例によって初ものにやられてしまいそうな悪寒が、27イニングぶりから明けて今日もタイムリーが出ませんでした。
もっとも5安打でチャンスがそもそも多くはなく、そして犠牲フライ3本ですから打てない中で効率的に点を取ったと前向きに考えるしかありません。
とは言いながらも大事なところでバントをミスって次の打席で汚名返上ともいかず前日とは裏腹なしょぼさがあり、そんな中での希望は井上の復帰です。
強振できていたので手首を気にかけてもいなさそう、雨に濡れた足元で覚束なさはありましたがファーストの守備はチームで一番に安心して見ていられます。
そしてDHに回った山口が、ファン投票選出で会見をしたその日にレアードが欠場で井上と山口が並び立ったというのが皮肉ではありますが、豪快にレフトスタンドに叩き込んで、犠牲フライ2本で走者がいなくなったところからのこの追加点が大きかったです。
逆転のきっかけとなった安田のツーベースも左腕から内寄りのボールを上手く肘をたたんで引っ張ったナイスなもので、ここそこに見どころはありました。
小技はイマイチでしたが守りでは荻野、岡がフェンスにぶつかりながら好捕、そしてここのところ佐藤都の肩が光ります。
今日も盗塁を2つ刺してリーグ2位の4割を超える盗塁阻止率に機敏な動きと決断力でバントを防ぐなどして投手を助けるプレーは数知れず、捕手としてはどうよが自分的な評価ですが、このまま松川と競わせるのがよさそうな、田村の動向の鍵を握るのは松川ではなく佐藤都なのかもしれません。

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◆7月6日(水) 千葉ロッテ−日本ハム11回戦(ロッテ7勝4敗、18時、ZOZOマリン、12,767人)
▽勝 ロメロ 13試合7勝4敗
▽S 益田 33試合1敗20S
▽敗 上原 19試合2勝3敗
▽本塁打 清宮9号(ロメロ)、山口6号(西村)

▽バッテリー
千葉ロッテ ロメロ、西野、東條、オスナ、益田—佐藤都、加藤
日本ハム 上原、西村、鈴木、吉田、北山—宇佐見

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