ちょっとやり返した

ひっくり返すことはできませんでしたが、敗色濃厚な最終回に守護神を打っての引き分けですのでちょっとだけ一昨日のやり返しができました。
この引き分けで既にご破算になりましたがロッテが5連勝、オリックスが5連敗、ソフトバンクが2敗で最短14日にマジック点灯なんてネタを掲げた一面をあだ花で終わらせないためにも平野佳の唖然とした表情を引き出した価値は高く、首位を守って明日から地元への凱旋です。
その明日からは前回に敵地で3タテを食らわせた楽天が相手で当然に期するものがあるでしょう、今日も二桁安打で打線が好調ですから油断はできません。
まず初戦の佐々木朗vs田中将というマスコミが喜びそうなマッチアップを制すればまた一面を飾れるはず、そのためにも佐々木朗組の爆発を期待します。

名刺代わりの一発

僅か4安打に抑えられた打線はチャンスらしいチャンスも無く、ソロが二本のみでやっと追いつくという苦しい試合でした。
田嶋のストレートが走っていたというのもありますが右左に被打率がさほど変わらないところに右打者を並べたオーダーが不発で、岡が二打席連続のゲッツーにエチェバリアも2三振、しかしそこに枕を並べて討ち死にをしかけた小窪が名刺代わりの一発で猛アピールです。
二軍で13打数5安打と結果を残していましたので地元で昇格かと思っていましたが前倒しが功を奏して、いきなり三球三振でのデビューでしたが二打席目は上手く合わせてのライトライナー、そして三打席目にやや内寄り低めのストレートを巻き込むようなスイングでレフトスタンド中段に叩き込みました。
二番に置いたのは打線の流れを崩したくなかったからなのか、鳥谷の二の舞になるのではないかと思ってしまった自分にゲンコツです。
これで暫くは出番をもらえるでしょう、今日のファーストはレアードを休ませる意味合いもあったのでしょうが全くの素人ではないもののそれほど守った機会は多くありませんからベースカバーが遅れるという打球判断の拙さもありましたし、スタメンであれば基本はDHでお願いします。
そして起死回生の同点アーチは膝元に落ちていくボールを上手くすくった荻野に感謝感激、今日も高沢チックな打球で調子が戻らないなと思ったところでこれまたいい意味で予想を裏切るナイスバッティングで、ロッテの球団記録は西岡の8本ですが明日も二打席連続で5本目の先頭打者弾をぶちかましてください。
作戦としてはチャンスが少なかっただけに六回の一死二塁で加藤にバントをさせたかった、ファールでよく粘りはしましたが身長にも満たない打率の宝くじに期待をするよりは走者が三塁にいればバッテリーミスでも内野安打でも得点できるわけで、プレッシャーをかけたかったです。

復活の石川

珍しく球団の思惑よりも早く復帰した石川が6回2失点、本人は不満げのようでしたが先発としての仕事をしっかりとこなしてくれました。
腕は振れていましたし見た目の数字も出ていてほっと一息、緩急も上手く使えていましたし、あとは83球から中6日でいけるかのリカバリー具合でしょう。
もったいなかったのが杉本への被弾で、今日の加藤は内外前後と以前に近いリードで前の打席でも内を攻めて腕の長い杉本に窮屈なスイングをさせて最後は外で翻弄しただけに、その逆を突いたのかもしれませんが外ばかりが中に入ってしまった一球が悔やまれます。
佐藤都が抹消されて捕手二人体制となりましたからさらに存在感が増していきますので、パシフィックでの経験値を積み上げていってもらいたいです。
継投はビハインドでしたのでハーマン、東妻で今日は両投手ともに文句のつけようのない三者凡退でした。
登録されていたのを忘れるほどに出番が無いまま横山が抹消されて頭数がまた減りましたので、中継ぎは顔ぶれが変わらないままに最後までいきそうです。
そして今日は勝利の方程式がお休みでオッケー、との言い訳から急遽登板の益田が最後はヒヤリとしましたが三木が脊髄反射キャッチで救って自らの引き分け記録をさらに伸ばし、しかし5連投は無理ですから国吉と佐々木千がカバーするためにも頑張れ田中、ハーマン、東妻、またしても中継ぎ待機の鈴木、です。

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千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 1 0 1 2 4 0
オリックス 0 0 0 0 1 1 0 0 0 2 8 1

◆9月9日(木) オリックス−千葉ロッテ19回戦(ロッテ8勝7敗4分、18時1分、ほっともっと神戸、5,637人)

▽本塁打 杉本24号(石川)、小窪1号(田嶋)、荻野8号(平野佳)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、ハーマン、東妻、益田—加藤、田村
オリックス 田嶋、平野佳—伏見、若月

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