思うがままに6連勝

高部のお兄さんの美容室で髪を切って「ちりちりになったなあ。髪切ったからいけるやろ」とは吉井監督で、その安田が2発6打点で長髪の今井を沈めました。
先日はリーグ最少の盗塁数ながら突然の5盗塁で助っ人左腕を攻略し、今日はリーグ最少の本塁打数ながらも5本塁打で圧倒するとは驚いた、狂い咲きです。
記録大好きニッカンによれば1試合5発は昨年6月以来で4イニング連続は2017年9月以来でそれが地元だと20年ぶりとのこと、二桁貯金一番乗りも10年ぶりです。
負けじとサンスポによればスリーラン以上の複数本塁打は2011年5月の井口以来でZOZOマリンでは安田が初、地元では川崎時代のディアズ以来33年ぶりで日本人選手としては有藤以来43年ぶりとは記録づくめでお腹いっぱい、相手が西武だったりメルセデスが投げていたりと共通点が多いのは偶然でしょう。
いやはやビックリ仰天、まさか打線がいきなり爆発して左うちわで観戦できるとは思いもよらず、風がほとんど無かったので大宮のときのようにやられることはないだろうと願っていましたが際どいところを取ってもらえずに不満げだった今井が悪いときの四球で崩れる自滅に長打攻勢でとどめを刺しました。
初回の安田のスリーランで終わらずに二回に田村が950日ぶりのソロアーチを、三回は安田が二発目を四回には同い年には負けないと池田が叩き込んで七回にはポランコが、ポランコは弾丸ライナーで当たればさすがですが本領は三回に外のボールを上手く拾ったタイムリーにも思えます。
山本にも嬉しいプロ初ヒットはバットが折れたような音がしましたが内野安打でもヒットはヒット、2000本安打も1本目が出なければ始まりません。
こうなってしまうと西武はもう消化試合で、9点ビハインドで前進守備の練習をしてみたり九回にはレフトスタンドから「絶対勝つぞ」コールが起きました。

小島が西野に並ぶ

小島は大量援護に守られて6回1失点で5勝目、ハーラーダービーで西野に並びました。
内容としては先頭打者を出しまくって高めに抜けるボールが多くカウントが悪くなってしかしそこからの粘りか西武打線のお粗末か、毎回のように得点圏に走者を背負うもゲッツーやらにも助けられて、しかし先日に放り込まれたマキノンを嫌ってか2四球の挙げ句にタイムリーを浴びたのが反省材料です。
ストレートに力強さが出たことで台頭した小島はそれがあるため悪いなりにまとめられる強みがあって、握りが分からなかったのですが落ちるボールはきっと魔球でそこそこ使えていましたし、予定どおりか100球近くになったからか失点したからか六回での降板も次はもう1イニングはいきたくあります。

メルセデスが来日初セーブ

小島を継いだメルセデスが3回零封で来日初セーブ、こちらも吉井監督の思惑どおりに二人で9回を投げきりました。
得点差からメルセデスである必要は無かったですが次の巨人戦に向けて調整登板の意味合いもあったのでしょう、球数が多くなるとそれも危うくなりますが40球であればいいところか、ストレートに力強さがあって古巣が悔しがるピッチングへの序章であってもらいたいです。
そのメルセデスを助けたショート茶谷の守り、と言いますか肩が凄かった、メジャーのように途中からぐいっと伸びる送球は今日も無難に守った藤岡や友杉には無いものでファーストではもったいない、しかしファーストでも細谷ばりの開脚など守りのセンスを感じさせます。
投手陣ばかりが注目されますがそれを支える守備陣もエラーがリーグ最少の鉄壁さを見せて、チームの伝統的に守り勝つは似合いませんが守り勝ちました。

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西武 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 7 0
千葉ロッテ 3 1 4 1 0 0 1 1 X 11 13 0

◆5月24日(水) 千葉ロッテ−西武9回戦(ロッテ6勝3敗、18時、ZOZOマリン、25,410人)
▽勝 小島 8試合5勝1敗
▽S メルセデス 7試合1勝3敗1S
▽敗 今井 7試合3勝2敗
▽本塁打 安田3号(今井)、4号(今井)、田村1号(今井)、池田2号(本田)、ポランコ4号(青山)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、メルセデス—田村
西武 今井、本田、青山、ボー—古賀、柘植

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