やっと足掛け5試合で無得点が31イニングで止まりましたが、タイムリー欠乏症は38イングと止まる気配がありません。
久々の得点は山本の一発で追い付いたのは寺地の犠牲フライ、勝ち越されて再びの追い付きはソトが放り込んだものです。
チャンスが無かったわけではなくタイムリーが恋しい、連敗を抜け出すための必須アイテムです。
そんな連敗中同士の最下位決定戦にさくっと負けてこのカードでのひっくり返しは無くなっての3差は独走の兆し、勝率も12球団最低となりました。
きまぐれ?
ちょっとずつ前に進んでいるとは吉井監督ですが、狙い球がどうこうではなく右に山本を使ったり五番はクリーンアップだろと自分の嗜好ではないものの中盤の四回にバントをさせるなど采配の変化、きまぐれでなければいいですが、こちらこそが材料と考えます。
左にこだわればソトをDHに角中をレフトに、ファーストに立松の布陣も敷けたわけで、明日も同じ方向性でお願いします。
期待に応えて山本が両目を開いて不思議なことに苦手な外を攻められなかったのはなぜだろう、忘れてたのかな、以降は外攻めになって沈没でした。
おっかしいなぁ、鎌ケ谷では外をきれいにライトに運んだりしてたのに、相手もさるもので外低めの変化球を警戒する裏をかくようにストレードでめっちゃ振り遅れの空振りは闇が深い、それでもまだ振りにいっているだけ大丈夫と思うしかありません。
角中もきっちりと送っていつものとおりにしっかりと走って、あれがあったからこその悪送球と考えます。
めげずに
でも結局はあとひと押し、三回、四回、五回と得点圏に走者がいてもタイムリーが出ませんでした。
底を脱したと思いたい友杉のツーベースに高部、藤岡が応えられず、寺地の同点犠飛の後のチャンスも活かせず、藤岡のツーベースに藤原の飛球はもしやと思いましたがスタンドの歓声とは裏腹に軽くキャッチされて、しかしめげずに分母を大きくして刻を待つしかありません。
その寺地の犠飛でソトが三進していれば、とは無理な願いだったのか、もっとも山本のライナー性の打球では勝ち越し点とはならなかったでしょう。
プロ初スタメンの宮崎は二軍との差を痛感しているかな、振っても当たらない呆然と見送る、しかし誰もが通る道でこれまためげずに頑張るのみです。
粘るも不甲斐ない
小島は7回5安打3失点と数字を見れば先発の仕事を申し分なく、ただ点の取られ方が悪すぎました。
いきなり歩かせて一発を浴びて、追い付いてもらったらすぐまたリードを許して、吉井監督は「いつもこんな感じでは本当に話にならない」と小島には毎度の手厳しいコメントも分からなくもない、けどだったら中村奨やら益田やら、思うことが無くもないです。
まあ期待の裏返しと言ってしまえば返す言葉も無く、言われるうちが華、とでも思うしかありません。
そんなこんなで小島のばらけはあんなものですがそれにしたってストライクとボールがはっきりとしすぎていて、粘りもありましたが不甲斐なくはあります。
勝負裏目
ゲレーロは追い込みながらも仕留めきれませんでした。
前回在籍時との違いを見せ付けていましたが一周回ってニューゲレーロも分析されたのか、ここからが正念場です。
浅村のハーフスイングや際どいところ、小深田の低めを取ってもらえず気の毒なところもあって、そして鈴木大との勝負です。
解説者も指摘していましたがスリーボールになって塁を埋めて守りやすくするかと思ったら勝負をして裏目になって、まだ記事になっていませんが担当記者には聞きづらいでしょうがそういうのを取材して欲しい、本音を語るかはともかく、吉井監督の愚痴やら何やらより有用でしょう。
走られすぎ
そして毎度の走られすぎです。
今日も3つ走られて全てが得点に繋がって、実況が誇らしげに成功率90%超としつこかったですがロッテが走られるのは楽天だけでなくどこが相手でもフリーパス状態、寺地の捕って投げるのワンテンポがあるにしても暴露サイトに投手の癖が晒されている気がしてなりません。
初回などは左腕があれだけ牽制をしても余裕のセーフってどういうことよ、貧打勝負弱さもヤバいですがこっちもかなりヤバすぎます。
失点はどれも四球で始まって走られてのもので、負けが約束されたも同然、こんな野球で勝とうなんてのは虫がいい話です。
舐められた?
明日は藤井、明後日は最短で戻っての早川だと思っていたら、来日初登板初先発のハワードは「左手を使うまでもない」と突き付けられた気がします。
とは言え二軍での数字を鵜呑みにはできませんが3試合14回で16奪三振の無四球、防御率0.64はなかなかに手強そうです。
どういった布陣で臨むのか、基本は今日と同じがよいですがお疲れ気味の角中を外してソトをDHにファーストには佐藤を、ぐらいの変化はあるかもしれず、捕手は寺地でいって欲しいどうせ佐藤だって走られるんだし、宮崎のプロ初ヒットを足掛かりにハワードを沈めましょう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 |
楽天 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 4 | 7 | 1 |
◆5月13日(火) 楽天−千葉ロッテ9回戦(楽天6勝3敗、13時、楽天モバイルパーク、23,521人)
▽勝 西口 11試合1勝
▽敗 ゲレーロ 12試合1勝2敗1S
▽本塁打 辰己1号(小島)、山本2号(荘司)、ソト4号(則本)
▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、中森、ゲレーロ—寺地
楽天 荘司、則本、加治屋、鈴木翔、西口—太田