2025年通信簿 シーズン総括 ベンチ

【2025年成績】 143試合 56勝84敗3分 .400

辛うじて3割台を免れましたが12球団の最下位、圧倒的な惨敗でした。
5月早々に最下位に転落して以降は一人旅で一度も浮上できず、GWでシーズンが終わるかつての伝統を思い出す不甲斐なさです。
これは井口監督のときもでしたが圧倒的な投手陣を誇るでもなく破壊的な打撃陣を擁するでもなくそれでも何となく勝つ不思議なチームと評されていたものが実態は助っ人頼み、マーティン&レアードの失速が井口監督の退陣を招いてポランコ&ソトの失墜が吉井監督の涙を呼んだ、分かりやすい構図です。
つまりはVISION2025どころかこの8年間でチームとしての上積みが無くその日暮らしでしかなかったということ、サブロー監督には重荷の来季でしょう。

放任主義

競争を勝ち抜いた、習熟した選手たちが集まるメジャーであれば機能したのかもしれませんが、放任主義が全てとも言えます。
自主性と言えば聞こえはよくプロならば当然ではあってもお子ちゃまのチームには緩みにしかならない、人は易きに流れるもので身分不相応なバンザイ特攻です。
あれこれ政治的な制約はあれ超絶時短キャンプはシーズンを戦い抜く体力、スタミナを選手たち任せにして井口時代は夏場以降に息切れをして、吉井時代は温存するかのような起用をするも故障者が続出して、どれほどのポテンシャルがあっても活かす器が小さければ能力は花開きません。

ふらふら

選手起用も変わらないままでした。
二年間にCS圏内で敢えて変える必要が無いと考えたか確たる信念があったのか、しかし新庄監督のトライアウトみたくあれこれ試すのも一考ですがそれを三年も続けるのは異常、二番最強へのこだわりがあった一方で打順に意味を持たせたい自分には腹に据えかねる猫の目打線です。
助っ人の不調で核を決められなかったにしてもこうありたいとの考えが見えてこず、若手を育てる我慢もありません。
サブロー二軍監督がヘッドに昇格して山本の抜擢などやっと風向きが変わりましたが、明日の四番は誰だよとふらふらする打順は相変わらずでした。

イチかバチか

小技軽視も変わらないままでした。
どうやら金子参謀の思想っぽくてそれならば代わったサブロー頭がメスを入れるかと思いきや基本的には踏襲、この秋季練習でバントへの言及はありませんが積極的な走塁は掲げていてあるいは180度の転換は批判になると遠慮したのかそうであってくれ、来季への期待ポイントです。
あと一本が出ないと何度も嘆いた吉井監督であれば得点圏に走者の分母を大きくするしかない、どころかイチかバチかの強攻野球でレイエスやら近藤やらがいれば何とかなるものがいないから残塁の山となって、先制したいあと1点が欲しいでも無死一塁で送らない、走らない、ヒット3本で0点の体たらくでした。
全くやらなかったわけではありませんがたまにグリーンライトの高部が走る、限定友杉が送る、こんな野球では勝てるはずがありません。
データ重視と言ってしまえばそれまでですが前日のお立ち台が翌日のスタメン落ちは選手心理、ファン心理としてどうなのよ、しかも井口監督と同じで見たいデータしか見ていない疑惑があって左を不得手な坂本をひたすら左にぶつけるとか、面白くもなかったです。

トラウマ?

そも攻撃面で金子参謀、サブロー頭に丸投げだったのか最終決定や進言を容れないこともあったのか、真相は闇の中です。
もしおかしいと思っても任せたのだからと最後までだったら井口監督のときに投手コーチとして全権委任されていたものが晩年に剥奪されたトラウマか、やられてイヤだったことはやらない、世間一般的には美徳ですが勝負の世界では逃げ、弱みでしかないです。

飽きた

やたら選手をつるし上げた井口監督の試合後のコメントに辟易していましたが、そこは吉井監督で大きく改善されました。
ただミーティングどおりにいかなかった、お手上げだった、こちらのミス、が繰り返されるとそんなにあれこれ言い回すのも大変ですが飽きがきます。
名指しは少なかったものの小島、種市にはやたら辛辣で、例えば「なかなか援護が無くて可哀想だけどエースなんだから求められるものは大きい、その点で今日はダメだったね」なら小島もちったぁ前向きにもなれるでしょうが、筑波大でコミュニケーション論を学ばなかったのだろうか、と思ったりもします。

足りない

戦いに臨む姿勢にも疑問があって、思い起こせばバレンタイン監督はエンターテイナーとしては優秀も指導者としては疑問符でしたがそれでも試合中は指揮官が喜怒哀楽を見せれば選手に影響が出ると無表情を貫くその姿勢は高く買っていて、翻って今季を見てみれば先発が炎上してベンチに戻ってくるタイミングで談笑する監督と投手コーチや笑う選手会長とか チームに厳しさが、勝利への執念が足りていなかったと言わざるを得ません。
そういったシーンを中継で抜かれて批判を浴びて、中継なんてろくに無かった自身の現役時代じゃないんだから見られている意識を持って欲しかったです。

再生の芽

成績が成績ですし内容も伴っておらずどうしても責めの論調になりますが、もちろん前向きな材料もありました。
縛りが解けたのか中村奨を二軍に軟禁して体調の問題はあれ藤岡も出したり出さなかったり、聖域にメスを入れた貢献は計り知れません。
オールスターを優先した措置には反吐が出たけど中森、それに田中晴、木村、西川、寺地、山本ら楽しみな若手が出てきたのは大きい、藤原も初の規定打席に到達して、石川歩や荻野、澤村の退団でチームが一気に若返る、再生の芽を育むことはそこそこできたと思います。

基礎作り

よってサブロー監督が「客観的に見て今のロッテは『買い』やろ」とするのも分かります。
若ければいいってものではありませんが中堅どころの伸びしろに限りが見えてきただけに、チームを大きく変えるには若さに賭けるしかありません。
本来であれば新監督で景気よく優勝を目指すと口にするものが言葉を濁したサブロー監督は練習が足りていない力が足りていないと現実を見ていると思いたい、思わせてくれ、ともあれヘッドとしてイマイチで井口監督、吉井監督に比べれば高揚感が無く基礎作りでいいよと見守れるのをよきことと考えます。

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