65 寺地隆成 捕手 20歳 年俸550万円
【2025年成績】 116試合 414打数 33得点 106安打 打率.256 16二塁打 0三塁打 5本塁打 33打点 0盗塁 26四死球 67三振 得点圏打率.226
期待はしていましたがここまでとは、一気に躍進です。
練習試合では4試合10打席でしかなくしかもノーヒットで出遅れ感が半端なく、ところがオープン戦に入って出番を増やしての開幕一軍はまごうことなく佐藤の骨折離脱が理由でしょう、もし佐藤が自打球をぶつけなかったら寺地の今が無かった可能性が高いです。
しかし佐藤が消えれば次は田村、でなく寺地だったのは田村がどうこうはあったにしてもベンチの思い入れが見て取れて、そして見事にチャンスを掴んでこれで今後が約束されるわけではありませんし数字遊びでしかありませんが、早々にレギュラーを獲った今江、西岡の二年目時点の安打数を超えました。
前髪を掴む
オープン戦では14試合30打席で.240と捕手にしてはってのがあっても高卒二年目には合格、開幕スタメンもあるかと思っていました。
案に相違して吉井監督は高部に懲りずにオープン戦の最後の最後に無理矢理の佐藤をそのまま正捕手に据えて、寺地の今季初出場はやっと3カード目です。
そこからまたベンチを温めて0割台の佐藤をやっとベンチが諦めたのが4月中旬、以降は寺地の独壇場となりました。
今季2試合目のスタメンマスクで初ヒットを放つと次の試合でプロ初アーチ、さらにはもう一発とビックリ仰天、ビギナーズラックがあったにせよ4月は.344と打ちまくって上げ下げはありながらも8月頭まで2割7分台をキープして、四番を任されれば9試合34打席で.313の貫禄です。
8月27日を最後に右肘の違和感でDHに転じてバッティングにも影響が出たか2割5分台でのフィニッシュとなってそれでもチーム打率を上回って20歳には上出来でしょう、監督推薦でオールスターにも選ばれてツーベースで打点を稼いで、頑張りましたの温情でしたが規定打席にも達しました。
変態の後継者
完璧に攻撃型の捕手です。
角中ほどに軟体動物的な体のくねりはありませんが内の捌きが天才的で、変態的とも言う、既にオープン戦で右腕一本でヒットにする技量を見せていましたが開幕後も変わらず、それがスタンドまで届くのはインパクトの瞬間に押し込めているのでしょう、剣道一族の遺伝による強靱な手首を活かしてです。
現状は力強さより巧さが前面に出ていてこれに長打を志向するとバランスが崩れるリスクが無くもない、しかしとっくに松川を超えてそのままでも田村より放り込める、さすがに通算では届きませんがシーズン最多は上回って通算で抜く日も遠くはないでしょう。
捕手が正解?
ただそれが捕手としてかは微妙、捕手でなければ松川や田村と比較しても意味が無いです。
リードはベンチ主導疑惑がある中で最初のうちはそこそこ内を突いたりしていたものが怖さを知ったか指導が入ったかつまらなくなって、やはり序盤は横への動きが比較的俊敏でブロッキングもまずまずでしたが疲れも手伝ってか綻びを隠せなくなって、そして何より刺せません。
総じて刺せない捕手陣は投手のクイックがヘボいのがあるにしても阻止率.128はダントツのリーグ最下位、1つ上が堀内の.212でセントラルの最下位は坂倉の.181で寺地の刺せなさぶりは群を抜いていてほぼフリーパス、1試合で4つやられたこともありました。
肩の強弱より捕ってワンテンポあるのが気になる、ベースに投げるでなく入る野手を目で追っているかのようにです。
これではコンバート論が出るのも必然で佐藤が同じく攻撃型ってのもあってもったいないと、元々がサードで捕手は高校2年生の秋からと経験は浅くU18侍ジャパンでは全試合をファーストとして、よって鎌ケ谷でサードを守ったりファーストの練習をしたり、考えないベンチではなさそうです。
記録尽くし
これだけ出場すれば、同期同い年の木村と同じく記録尽くしです。
高卒2年以内での規定打席到達は紅林以来4年ぶりで左打者では村上以来6年ぶり、球団では須藤以来68年ぶり4人目で捕手、ドラフト制で初の快挙です。
プロ初アーチが19歳7ヶ月はロッテで10代の捕手がホームランを打ったのは醍醐以来68年ぶり2人目となり、さらには10代の捕手が1試合2本塁打は山本、香川、炭谷に次いでNPB史上4人目、これも高卒2年目以内での5発は醍醐の4本を抜いて球団史上最多となりました。
捕手を取っ払えば西岡以来21年ぶり、そも10代で通算5発以上は榎本、葛城に次いで69年ぶり3人目でここに西岡が入ってこないのは20歳になって積み上げたのが多かったのでしょう、榎本は31本で葛城が15本とかなりの差はありますが現代野球を考慮すれば立派すぎます。
さらには10代での四番がパシフィックでは清原以来38年ぶりで捕手では山本以来68年ぶり、球団としては榎本に次ぐ69年ぶり2人目となりました。
ガツン
【オリオン村査定】 550万円 → 2400万円 (△336%)
ガツンと月給200万円に大幅アップです。
球団は昨オフも渋かったですが今回も渋い、4倍増の2200万円は妥当っちゃ妥当ですが他球団ならもっと上がったでしょう。
ここからの上積みはほぼレギュラーでないと難しくなって、それが公には本人が一本と明言する捕手か大混雑のファーストか、さすがに山本まで試みているサードは無さそう、その理由がルーキーイヤーは肩で今季は肘の違和感が理由であれば捕手卒業が意外に早いかもしれません。