2024年通信簿 93 吉田凌

93 吉田凌 投手 27歳 年俸700万円

【2024年成績】 9試合 0勝0敗0S 防御率6.17 11回2/3 11被安打 3被本塁打 5与四球 0与死球 11奪三振 被打率.244

澤田にはなれませんでした。
まだ若いですし昨季も19試合で防御率3.24と育成枠での契約が申し訳ないぐらいの吉田でしたが、この結果にオリックスの見切りは日本ハムのそれを思わせます。
それでも枠に余裕があれば、もしくは三桁に戻してもう一度と考えなくもなく、球団もギリギリの判断だったのでしょう。
秋季練習に参加させながらもドラフト後の戦力外通告となって、まだ野球に携わる意欲を見せながらもプロ野球選手としての人生は終わりました。

気の毒・・・

気の毒な面はありました。
二軍では抑え的な起用で7セーブ、防御率2.08と二保よりはるかに秀でていてしかし後れを取って、もし二保がいなければもう少しは出番があったはずです。
一軍で失点したのは2試合だけで分母が増えていればどういった評価になったか、巡り合わせで片付けるには可哀想にも思えます。
ただ例え育成枠でも他球団からも引きが無かったのが現実か、力量は認めながらも中途半端に若手の出番を奪いかねないとの判断だったかもしれません。

衰え・・・

衰えも目に付きました。
不可解とも思えたオリックスの判断もファンに言わせたストレートの球威の無さが否めず、球速こそ140キロ台後半もありましたが低目にボールがいっている分にはよさげでもちょっとでも高めにいくと軽く持っていかれてしまう、さらに拍車をかけるコントロールの甘さです。
そこまで制球が緩いイメージはありませんでしたが一軍でも二軍でもイニングの半分程度の与四球で、ストライクとボールもはっきりしがちでした。
そして伝家の宝刀、肝心要のスライダーをこれでもかと投げましたがストレートの走りがイマイチで活かしきれず、結果的に特徴の無いピッチングです。
よって打たれ出したら止まらない、ごまかしが利かず失点は僅かに2試合ですが5失点、3失点と大炎上で、ベンチとしての使いづらさがあったでしょう。

枠が・・・

【オリオン村査定】 700万円 → 戦力外通告 ※10/26に戦力外通告 → 1/4に引退表明

そうでなくても足りない枠を考えれば外様の悲哀もあって戦力外になるだろうと、仕方がありません。
おそらくは三桁での再出発の打診も無かったのでしょう、ルール的に問題は無くても通告のタイミングが酷ではありました。
やり切った感は無いはずでどういった形で野球を続けるのかは分かりませんが、それを消化できる何らかの道を掴み取れればと願います。

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