2024年通信簿 91 二保旭

91 二保旭 投手 34歳 年俸700万円

【2024年成績】 8試合 0勝0敗0S 防御率12.19 10回1/3 20被安打 1被本塁打 5与四球 1与死球 4奪三振 被打率.417

合理性の塊のように思っていた吉井監督がそうじゃないのかも、と感じ始めた緒端が二保の獲得、抜擢でした。
ソフトバンクの育成枠出身は千賀、甲斐が名高いですが実はその走りは二保と飯田で、それなりに活躍した時期もあってしかし遠い昔の話でここ3年は鳴かず飛ばずで若いわけでもない、なぜそんな二保を吉井監督が引っ張り上げたのか理解に苦しむものがあります。
巷ではかつての教え子で筑波大大学院の修士論文に二保のクイックを取り上げてそういった関係性から吉井枠とも囁かれていて、それもあったかもしれませんがそれよりも二保に自らの晩年を重ねた気がしないでもなく、同じようにメッツで師弟関係だったバレンタイン監督に請われる形でロッテに移籍したときは疑問でしかなく4試合で12回1/3を防御率13.14と残した数字も似ていて、どうあれ枠の無駄遣いでしかありませんでした。

猛アピールで二桁ゲット

石垣島では意欲的でした。
初日にいの一番でブルペンに入って次、また次のグループまで投げ続けて翌日、翌々日も、3日で322球と昭和チックなアピールです。
吉井監督はその姿勢を買ったか大義名分としたか練習試合で積極的に起用してしかし3試合4回を4失点と結果を残せず、これが若手であれば教育リーグ行きがオープン戦でも出番を与えて2試合2回を無失点で待ってましたと、開幕直後に支配下選手登録となりました。
二桁にするタイミングがヘタクソなのは相変わらずで即一軍とはならず移籍後初登板は4月下旬、そこを三者凡退に抑えるも二戦目は1回2/3を8安打3四球8失点の大炎上は古巣ソフトバンクが相手で埋伏の旭かよ、とにかく打たれ出したら歯止めが利かず、他にも4失点が2試合ではどうにもなりません。

不死鳥、死す

二軍でも5点台半ばの防御率でさすがなところを見せられずも、これでもかと不死鳥のように一軍に戻ってきたことで吉井枠がロッテファンに根付きました。
何だったんだろう、その寵愛はまさか来季もあるのではないかと恐怖したほどです。
ピッチングとしては140キロ台前半のストレートは前のめりなフォームでボールに力が乗っているとは思えずこてんぱんに打ち込まれて、変化球もこれといったものが無く、挙げ句にコントロールがばらけるとなればどうしろってんだ、不死鳥も3度目の昇格に間髪入れずの燃え盛りで遂に堕ちました。

枠があったら・・・

【オリオン村査定】 700万円 → 戦力外通告 ※10/6に戦力外通告 → 11/2に引退表明

枠があったらもしかしたかもしれませんが、さすがに余裕が無い現状に戦力外通告となりました。
トライアウトには参加せずオファーを待っていたのか、一ヶ月後に引退を表明して今のところ今後は明らかになっていません。
結果的に悪い意味でのイニングイーターになってしまってでも吉井監督の責任かな、ともあれお疲れ様でした。

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