2024年通信簿 41 ジェームス・ダイクストラ

41 ジェームス・ダイクストラ 投手 34歳 年俸10万ドル

【2024年成績】 3試合 1勝0敗0S 防御率1.64 11回 10被安打 2被本塁打 8与四球 0与死球 11奪三振 被打率.250

その年齢、年俸からして大した期待はしていませんでしたし獲った意図も分かりかねましたが、それが「もしかしたら」となったのはブランドンに似ています。
しかし終わってみれば、と言いますかシーズンを全うすることなく、7月にウェーバー公示の手続きがされて獲得を希望する球団も無いままに退団です。
手術をして今季絶望と思われたフェルナンデスと同じタイミングでのそれだったことで、おそらく致命的な故障があったのでしょう。
フェルナンデスもそうですがメディカルチェックをやっていなかったのか、順天堂大医学部との提携が聞いて呆れます。

投げたら抑えた

それでも投げた試合については抑えましたし、新助っ投ではフェルナンデスにコルデロがあんなとなれば最大の功労者でした。
練習試合、オープン戦とも1試合のみの登板でしたが無難にまとめてしかし開幕一軍は逃して、と思えば早々にリリーフでのデビューです。
そのときは2回2安打1被弾1失点と微妙なピッチングで即抹消されて、そして二軍でまずまずの実績を重ねて5月に初先発となりました。
そこで4回3安打2失点とリードを許すもまだ66球で当然に続投かと思いきや、右手人差し指がつった感じになっての緊急降板がケチの付き始めです。
中5日での次の先発に5回5安打零封で来日初勝利を手にしてさあこれからと思ったら翌日に抹消されて、以上終了となりました。

でも投げられない

指先で解雇も考えづらく肩なのか肘なのか、例によって隠密ロッテで詳しい事情は分かりません。
プレシーズンでも二軍でも、そして一軍でも投げられさえすれば抑えただけにもったいない、しかし投げられなければどうにもならず投げる以前の問題です。
枠に余裕があればもしかしたら様子見ができたかもしれませんが、河村と菅野を引っ張り上げるために犠牲になった感はあります。
ピッチングはストレートが140キロ台後半に150キロ超もあって変化球はスライダーとチェンジアップぐらい、意外にもねじ伏せタイプでした。
よって奪三振も多いが与四球も多い、慣れられたら、研究されたら尻すぼみの可能性はあって五体満足でも結果は変わらなかったかもしれません。

再起あるか

【オリオン村査定】 10万ドル → 査定不能 ※7/24にウエーバー公示

年俸を考えるとブランドンもさして悪くないのに見切られて、薄給=軽んじられたのかもしれません。
ブランドンはその後にマイナー、KBOとプレーを続けましたがダイクストラはどうする、ブランドンも左肘を痛めたところからの再起だったのでダイクストラもその気があれば、あるのかな、気になる年齢もそのときのブランドンより若かったりします。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

© 2007 オリオン村