23 石川慎吾 外野手 31歳 年俸2800万円
【2024年成績】 33試合 90打数 2得点 19安打 打率.211 3二塁打 0三塁打 1本塁打 5打点 0盗塁 3四死球 19三振 得点圏打率.174
西村らリリーフ陣のそればかりが目立っていましたが、さりげなく二年目のジンクスに蹴躓いた石川慎です。
ただこれは恒例でもあって巨人に移籍した一年目にキャリアハイを記録するも翌年にガクッと成績を落として、それは油断か研究されやすいタイプなのか、その巨人時代は三年目以降も右肩下がりで二軍の帝王と化しただけにロッテの石川慎にとってまたしても正念場の来季となります。
背番号がさくっと若返ったりumiのモデルに採用されるなど外様とは思えない厚遇に応えるべく、キャラではなく成績で示すしかありません。
出遅れ
沖縄本島に移動する直前のシート打撃で自打球を当ててそれでも泳いで合流するも出場は無く、オープン戦も3試合4打席ノーヒットで完全に出遅れました。
教育リーグで本格的に復帰するも開幕には間に合わず一軍昇格は4月下旬になってからで、開幕ダッシュができなかったのが痛かったです。
その後は左腕に四番抜擢などスタメンもありましたがなかなか率が上がらず右よりも左を打ちはしても.211でしかなく、何度かの下げ上げを経てしかし昨季の倍の在籍で出場機会をやや減らして、守りに難があるだけに打てないとこうなるという分かりやすい結果です。
特徴的なしゃくり上げるようなスイングで逆方向に技ありのバッティングは健在でしたが打ち損じも少なくはなく、慎吾か愛斗かというフリースインガーぶりも出塁率の低さに繋がってトータルでは不振を印象付けてしまい、右左にこだわる吉井野球、金子野球でなければもっと出番は少なかったかもしれません。
守難
試合数を増やすには打つのはもちろんですが、守りを何とかしないとどうにもなりません。
ポランコと同じくライナー性の打球に一直線に追って好捕とされるプレーもありましたが、しかし正面のライナーに前に出かけて頭を越されたりふらふらっと上がった考える間があるフライで落下点に入るのが遅れたりして、続けての落球で二軍に落とされたこともありました。
クッションボールの処理やホームへの返球も拙く、それであれば実線で鍛える、慣れさせるしかないのに春先はDHがメインの起用には首を傾げるばかりです。
さすがに懲りたのか一度目の降格後はレフトを、二度目の降格後はファーストを守らせてファーストも密度が高いものの試みとしてはよいと考えましたが長続きはせずまた外野に戻して、腰が据わらないだけだったか適性が無いと見極めたか、結局はほぼDHと外野を守った二軍でした。
そうでなくてもソトとの絡みでポランコがレフトを守ることがあり高部が開幕に間に合えばいよいよ厳しい、ドライチの西川やオーストラリアで弾けている山本はともに守りに秀でていて荻野、角中もいる、よほどオープン戦で打たないと浦和定住の可能性もあるでしょう。
敵にするのはそれはそれで怖いですが大山にも原口にも手を出さない西武がDHとして欲するのであれば、それがいい話ならトレードもありだと思います。
現状維持
【オリオン村査定】 2800万円 → 2800万円 (±0%)
微減も考えましたが昨オフに思っていたよりも上がらなかったのと、球団は買っていそうなことで現状維持としました。
正念場だった今季をしくじって来季がどうなるか、本人のためを思えばチーム事情からして出して上げた方がよいよいうに思えて例えば本田あたりと、田村だったら喜んでそんな動きがあるかどうか、残るも行くも年齢的にラストチャンスとなる2025年です。