22 グレゴリー・ポランコ 外野手 33歳 年俸330万ドル
【2024年成績】 118試合 416打数 47得点 101安打 打率.243 21二塁打 0三塁打 23本塁打 60打点 0盗塁 48四死球 86三振 得点圏打率.238
ほぼほぼ昨季と同じ成績だったポランコです。
投高打低が続く中でソトとともに打線の軸として二年連続の20発で、数字を減らしはしましたがホームランはリーグ3位、打点は6位と上々でしょう。
昨季に続いて一試合三発もあって、そしてソロってのもポランコらしい、チーム内に「パワー」も定着して真似る選手が増えてきました。
どうやら複数年契約で昨オフのように去就の心配をしなくてよいのは助かる、ポランコがいない打線など考えられません。
左腕は不得手じゃない
それでも出場数、打席数が物足りないのはチーム事情、そして吉井監督なのか金子参謀なのか、そのステレオタイプな思想によるものです。
手術明けのソトを慮ってか序盤戦はDHでの起用が多くよって押し出されてレフトを守る負荷に配慮してか欠場するケースがあって、そうでなくても左腕が出てくると外される、現実は右に.228で左は.278と左腕を不得手にしていない今季であってもそんなことはお構いなしのベンチに振り回されました。
守備の負担はどうだろう、守るのが好きらしくてことバッティングについては守っているときの方がよい、その守りは上手くはないが必死に打球を追う姿勢は見ていて苛立つことは無く、とは言っても追い付くところまではいいがとにかくスローイングがアーム式の素人なのが残念すぎます。
二塁走者は打球がレフトに飛べばほぼホームイン、みたいな感じで、一方で怪我の功名かもしれませんが打球に何も考えずの背走で好捕というシーンもままあってそれも一生懸命にやっているからこそでしょう、走塁でも助っ人にしては真面目にやっていて優良ガイジンであることは間違いありません。
当たれば飛んでいく
当たったときの破壊力はさすがです。
ホームランが出やすい地元で30発を欲しくはあれど2割4分台がベースで当たらないときは全く当たりませんし、よほど不調が続かなければ20本台半ばを安心して期待できると前向きに考えるのがよさそうな、率も投高打低に加えてシフトで損したものを加味すれば2割6分台ぐらいの実力はあります。
確度が上がらないのは遠心力を活かすかのような大きなスイングも理由だと思われ、典型的なプルヒッターでたまに逆方向に飛ぶことはありますがそれは飛んだだけで狙ったわけではない、でも大砲はそれでよい、無理に広角を意識する必要はありません。
それが故に高めのストレートに空振るケースが目立ちますがそれも紙一重、そこをガツンと放り込むこともあり気に病むこともないでしょう。
選手間投票でオールスターに選ばれて故障で欠場となりましたがホームランダービーにも選ばれて、間違いなくロッテ打線の顔です。
球団史上最高?
【オリオン村査定】 330万ドル → 330万ドル (±0%) ※2年契約2年目
素晴らしいオファー、は謎に包まれていてここで参考にしているニッカンの選手名鑑は5億円でWikipediaでは4億円と幅が大きすぎてよく分からん、どちらが正しいにしても球団史上最高年俸で今オフは帰国に際して残留が決まっていると報じられたことで複数年契約が確実です。
それが2年なのか3年なのか、この金額で3年に踏み込めるとも思えず2年と想定しました。
来季も打線の中心として活躍するとオフが大変なことになりそうですが考えても仕方がない、それを心配できるよう年俸に見合った活躍を期待します。