16 種市篤暉 投手 26歳 年俸5200万円
【2024年成績】 23試合 7勝8敗0S 防御率3.05 147回1/3 128被安打 5被本塁打 38与四球 9与死球 148奪三振 被打率.234
二年連続の二桁勝利は成りませんでしたが、念願の規定投球回に達しました。
勝ち星には劣りますし9月上旬には右足内転筋筋損傷で一ヶ月弱の離脱があって、それでも安心してローテを任せられた種市は佐々木に勝る右のエースでしょう。
来季の開幕投手は小島でほぼ決まりでしょうが今春も種市を対抗馬としていた吉井監督ですから、初の栄誉が無いわけではありません。
充実
自覚、責任感、貪欲さもあります。
昨季に惜しくも規定投球回に届かなかった悔しさもあったでしょうが「160回、170回投げられるように頑張りたい」と、そして「タイトルが欲しい」と、時々でイニング数が微妙に違うのはご愛敬、タイトルは手に入れられず数字も足りませんでしたが充実した一年だったと思います。
ピッチングとして前のめりの新フォームが好きになれないものの石垣島では全体練習後にブルペンでフォームチェックを長々と何度もやっていましたし本人にはあれが投げやすい、ボールがいくのでしょう、被弾など各々の数値で改善しているものもあり全体として悪くありません。
勝ち星が伸びなかったのは3点に満たない援護率と、そしてチームに蔓延している突発性炎上症候群に罹患したのが大きな要因です。
5失点以上が小島を上回る5試合もあってメリハリがありすぎる、悪いときに悪いなりに投げられるよう安定感を増すのが来季への課題となります。
コントロールにも課題があってしかし今季はそれで崩れるケースが減ったような、ただ明らかなボール球が増えた気がしないでもありません。
ボールがばらけるときは横振れが大きくなってリリース後に右投手ながら三塁側に体が流れる嫌いがあって、そこも改善すべきポイントでしょう。
投げたがり
昨季もそうでしたが今季もそう、投げたがりの種市です。
中5日で投げたい、完投を増やしたいと昭和のエースのような希望を抱いて、ベンチにはありがたいでしょうがトミージョン手術をやったこともありそこは慎重に、苦しい台所事情ではありましたが120球超えが複数あれど中5日での先発は一度もありませんでした。
そんな種市の投げたがりの根底にはメジャー志向がありそうで、それを口にしたこともあって、来季に規定投球回、二桁勝利を達成すれば待ったなしです。
ミリオンダラー
【オリオン村査定】 5200万円 → 1億円 (△92%)
昨オフも予想を上回る昇給でしたし、そんな事情もあってミリオンダラーは必至でしょう。
昨今の円安でミリオンダラーの価値が変わっていますが、実態には届かずも1億2000万円ぐらいもあるかもしれません。
佐々木でハードルを下げてしまったことで種市のポスティングは来オフではなくても近いうちにありそうで、25歳オーバーなのがせめてもの救いです。
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