10 上田希由翔 内野手 23歳 年俸1600万円
【2024年成績】 21試合 58打数 3得点 15安打 打率.259 3二塁打 0三塁打 0本塁打 7打点 0盗塁 4四死球 9三振 得点圏打率.357
開幕一軍で80安打50打点が目標とぶち上げた上田は、それにかすりもしないルーキーイヤーでした。
そもそも千葉移転後の大卒ルーキーでそれを達成した選手は誰もいない、その後にレギュラー格になった選手でも鈴木が37安打11打点、中村奨が62安打21打点、伊志嶺が110安打も21打点でしかなく、志しが高いのはいいですが結果的には高望みでしかなかったです。
もっとも聖域が無ければもう少しは積み上げられたでしょうしそのあたりの事情が分かるはずもない一年目を責めても仕方なし、来季は現実的に頑張りましょう。
大松になれるか
度会を外して草加を外して細野を外した1巡目の12番目、そう考えればまずまずではあります。
あの体格でノーアーチ、二塁打が3本だけってのが寂しいですが率はさほど悪くありませんし、15安打で7打点の勝負強さを見せてくれました。
しかし7月上旬に右太もも裏の違和感で抹消されて一ヶ月後に復帰しましたがその後に一軍に呼ばれることなく、古傷なので無理をさせないのがオフィシャルな理由でしたが「完治せずにずっとやっていた」という矛盾もあって、実態は聖域があって安田もいてそれならば二軍で打席をと考えてのものだったかもしれません。
鎌ケ谷での上田は惚れ惚れするような一発もありましたが289打席で2発しか放り込めず、3割弱の打率でロッテな感じを醸し出していました。
その背番号と体付き、同じ左打者で大松ぐらいになってくれると嬉しいのですが、こと今季についてはそういった感じではなかったです。
大学時代は10本塁打で打てないわけではないでしょうが、しぶとく二遊間を破ったマルチみたいなのが真の姿であれば福浦ヘッドが舌なめずりをしそうです。
手を抜くな
守りはしょぼいです。
バントの打球に対して投手を制しながら内野安打にしてしまうなど動きが全体的に緩慢に見えて、打球処理も上手いようには見えませんでした。
とは言え安田のサードに早々の失格を出した自分の眼力となれば上田も急上昇するかもしれず、ただ高卒とある程度は出来上がった大卒の違いはあります。
ともあれ大松のイメージを重ねていることでファーストが適任に思えて、よってライバルは安田ではなく山口かも、そんなファーストインプレッションです。
それよりも不満はルーキーイヤーにしてのちんたら走りで、故障はアクシデントではなく走っただけのもので厳しいことを言えば普段から全力疾走をしていないからたまにそれをやると痛めるんじゃないのと、そんな姿勢でトリプルスリーってへそで茶が沸いて、今季は一軍で企画ゼロの二軍は3企画3失敗でした。
上げるでもなく下げるでもなく
【オリオン村査定】 1600万円 → 1600万円 (±0%)
期待に比べればイマイチですが華々しくデビューした度会に比べて出場機会を除けばそこまでの差があるわけでもなく、よって現状維持としました。
上げる要素はありませんが下げる要素も無く、あって微増が妥当なところでしょう。
来季の聖域がどうなるかにもよりますが出番を増やせば大幅昇給はすぐそこに、倍増ぐらいの意気込みで真面目さと貪欲さを見せてください。