2022年通信簿 79 レオネス・マーティン

79 レオネス・マーティン 外野手 34歳 年俸170万ドル

【2022年成績】 68試合 221打数 22得点 36安打 打率.163 7二塁打 0三塁打 9本塁打 25打点 5盗塁 42四死球 76三振 得点圏打率.133

レアードやエチェバリアと同じく正式なリリースの発表が無いままになし崩しでの退団が確実なマーティンはそれを示唆したつぶやきを繰り返していましたし、2年連続2位の立役者の一人で愛すべきキャラクターには残念ではありますがさすがにこの成績では仕方がありません。
これがもう2~3歳でも若ければまた違ったかもしれませんが日本人と同じ尺度では語れないにしても来季に実質36歳となれば不調ではなく衰えと考えるのが妥当ですし、その出場枠に限りがあるだけに助っ人としてはどうにも避けられない宿命でもあります。
この3年半をありがとうと感謝の言葉を贈りたく、そしていつかリーグ優勝をするときのスタンドにいてくれれば嬉しく思います。

低空飛行・・・

一次キャンプはおろか二次も終わりかけの2月下旬の来日に、結果的には油断があったとの指摘は免れないでしょう。
もちろん遊んでいたわけではなく度重なる足首の故障に体重を絞ったとの話が出るなどトレーニングはしていたにしても、有藤に「振り込みが足りない」と指摘されたようにオープン戦こそ22打数8安打.364とさすがの数字を残しましたが開幕後は6月の.217が最高で以外は1割台の低空飛行が続きました。
これまでの故障ではなく不調により5月、8月と抹消されてしまい、しかし二軍で数字を残してからとの言葉をちゃらにして「やってもらわねば」と一軍に戻した井口監督の起用が永久凍土打線にさらなる冷気をもたらしてしまったのが残念でなりません。
懸念された足首はその試合数からしてキャリアハイの盗塁数でしたので問題は無かったような、NPBでは長打が第一に求められると増量してプレーしていた昨季までより絞ったことで微妙な狂いでも生じたのかもしれず、もしそうであれば何とも言えない微妙さが漂います。
またずっとその傾向はありましたが内を苦手にしていてそこを執拗に攻められてジャッジに不満顔は数え切れないほどに、その死球は昨季の倍のペースとなればそれで狂わされたところもありそうな、一つ間違えば放り込まれるリスクに負けなかった相手バッテリーにしてやられたといったところです。

次も頑張れ

おそらくはこのままユニフォームを脱ぐことになるのでしょう。
せっかくの繋がりを活かしたくはあれどを駐米スカウトなどで採用するケースはありませんし、このままサヨナラになりそうです。
デスパイネに痛い目に遭わされたので亡命組の活躍は痛快でしたしいい夢を見させてもらいました、次のフィールドでの活躍を心から願います。

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