2022年通信簿 66 加藤匠馬

66 加藤匠馬 捕手 30歳 年俸2100万円

【2022年成績】 24試合 9打数 2得点 1安打 打率.111 1二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 0盗塁 0四死球 3三振 得点圏打率.000

せっかく小池先輩に借りていたものから自前を用意したのに、僅か1年ちょっとでお蔵入りとなってしまいました。
どちらかと言えばむしろ厚遇されていただろ、の突っ込みはさておき契約更改の会見で「来年は体制も変わり新しい目で見てもらえると思うので貪欲にいきたい」との意気込みのはしごを外されたかのように、古巣中日への無償トレードでロッテを去った加藤です。
そもそもが捕手に故障者が続いた苦しさを癒やすための獲得でしたしそれが松川の台頭や佐藤都の安定化、田村に復権の兆しでロッテでは居場所が無くなりつつあったわけで、やはり捕手の頭数が足りなくなった中日へのUターンは球団の都合に振り回された感があって可哀想ではあります。
それでもそうはならなかったですが現役ドラフトに積極的に臨むのであれば加藤のリストアップはありだと考えたことからしてよかったのではないかと、石橋あたりが復帰したらまたしんどいことになるでしょうがもし肩を叩かれてもスタッフ転身などの配慮はされると思われ前向きに頑張ってください。

打てなさすぎた

昨季に一躍救世主となった加藤が長続きしなかったのは、やはり打撃面の足の引っ張りでしょう。
秋季練習では井口監督と福浦コーチが付きっきりでの打撃指導に流れとしてレギュラー捕手が目の前にぶら下がっていたものが、松川の入札指名と春季キャンプ早々にその松川を「捕手では一番」と高く評価した井口監督のその一言で加藤の今季が決まってしまったように思えます。
それでも練習試合、オープン戦で結果を残せば松川のライバルになりえましたが課題のバッティングが13打数1安打5三振と進歩の跡が見られず1割はおろか1分にも届かない体たらくではどうにもならず、二軍でも身長に満たない率しか残せなければ一軍での出番をほとんどもらえなかったのは仕方がありません。
渡辺正ばりのバスター打法にチャレンジをするも始動が遅れてトップが固まらないそれは、予想どおりに振り遅れてボールを追いかけて機能しませんでした。

守りでも・・・

そうなれば中日でも木下の牙城にかすり傷すら付けることもできず、万が一の二番手捕手でチームとしては故障者の復帰を待つ形になりそうです。
守りが秀でていればそれなりに出番はあるかもしれませんが「加藤バズーカ」は中日ファンをして肩は強いが盗塁は刺せないと宝の持ち腐れはロッテでも同じで当初はイメージによる抑制力があったものが徐々に走られて阻止率は.083でしかなく、そしてベラミーかつ腰が浮くブロッキングの拙さも改善しませんでした。
リードでアピールをしたくもロッテの画一的な方針の前に特徴を出せず、そうこうしているうちに開幕直前に小島を柿沼に奪われて相性というアドバンテージまで無くなれば手ぶらでの勝負となってしまい、例えば石橋らよりは中日投手陣を把握している経験をどう活かしていくかでしょう。
どうあれ昨季は助けてもらって感謝していますし新天地で頑張れ、トレードからまだ半月ちょっとしか経っていませんが既に他人事になりつつあります。

2021年通信簿

【オリオン村査定】 2100万円 → 1900万円 (▼10%) ※12/26に中日へ移籍

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