2022年通信簿 44 井上晴哉

44 井上晴哉 内野手 33歳 年俸4200万円

【2022年成績】 60試合 199打数 23得点 49安打 打率.246 14二塁打 0三塁打 7本塁打 34打点 0盗塁 31四死球 54三振 得点圏打率.304

昨年10月末の右手関節三角繊維軟骨損傷での関節鏡下縫合術は実戦復帰まで5ヶ月の目論見でしたが、二軍戦に復帰は6月中旬と大幅に遅れました。
一軍に戻ってきたのは7月上旬でその下旬にコロナ離脱もあって全体の4割ほどの出場に終わりましたが期待されたものではないにしても数字はそれほど悪くはなく、どこかを気にしているような素振りもありませんでしたし打撃も守備も無難なソフトランディングができたのではないかと思います。
しかしあっと言う間の山口の急激な台頭で守るところが無い、という現実がひしひしと迫って年齢的にも30代半ば、ターニングポイントにもなる来季です。

離脱前のレベルに

数字的にはフル出場だったらというシーズン換算で17本塁打81打点ですから打撃としては離脱前の水準に戻せたかなと、率も3割近かった2018年が特異値で2割5分前後はほぼアベレージですし出塁率も打率に比して高く長打率もチームでは有数、まだまだやれるところを見せてくれました。
内容的にも右方向への打球に一番の伸びがあるのは変わらずしかし甘く入ったボールは思いっきりに引っ張ってスタンドインの大半はレフト方向ですからバランスとしては落ち着いてきたのかもしれず、この延長線上で数字を稼いでいけばこと井上という目線でレギュラーは充分にいけるでしょう。
ファーストでの守りも山口や佐藤都に比べればかなりの安定感、信頼感がありますし、心配なのは緩んでいるようにも見える体重増での下半身の故障ぐらいです。
パワーの源ではあるのでしょうが動けるデブが目指すところで走塁への意欲は高いのでなおさらに、もう少し絞りたくはあります。

100本塁打を目指して

ただ井上目線だけで決められないのがチーム事情で、捕手が松川メインで田村が加われば佐藤都にファーストを守らせたくなるでしょうし鎌ケ谷のときに比べれば外野守備もこなれてはきましたが後ろへの打球が覚束ない山口はやはりファーストで使いたい、先のことを考えて井上が後回しになる可能性はあります。
そこに新助っ人も参入するとなればそのファーストとDHをどう回していくか、枠も足りませんのでアジャを外国人枠と勘定するのも一つのやり方で山口がライトを守れば藤原、和田、西川、山本らの芽が出なくなることと天秤にかければ当たるか当たらないか分からない舶来砲より確度は高いでしょう。
もちろんポジションは与えられるものではなく奪うものですから新助っ人も含めて競わせての勝者を起用する、井上が今季ぐらいの数字であれば椅子の譲り合いにはならないだろうと願いつつそのサバイバルの鍵を握る一人として目指せ通算100本塁打、キャリアハイの25発をかませば余裕でレギュラーは掌中です。

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【オリオン村査定】 4200万円 → 4200万円 (±0%)

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