2022年通信簿 30 廣畑敦也

30 廣畑敦也 投手 25歳 年俸1150万円

【2022年成績】 30試合 0勝1敗0S 防御率4.91 36回2/3 48被安打 5被本塁打 15与四球 2与死球 29奪三振 被打率.320

新入団選手発表会では周りが付いてきませんでしたがMマークを披露して、入寮に際してはギターを持ち込んで弾き語りをして、キャラ的には即戦力でした。
しかし肝心のピッチングでは3巡目であればこんなものかもしれませんが大卒社会人としては物足りない、ドラフト情報誌などでは社会人ナンバーワン右腕、入札は無くてもハズレはあるかも、上位24人には確実に入ってくる、ともされていましたが結果的にはプロの評価が正しかったことにもなるルーキーイヤーです。
もう来季は年齢では中堅ともされるところですからこんな数字であれば終わりの始まり、いきなりの正念場となります。

心意気は買う、しかし・・・

走者を背負っての登板に「ピンチで使ってもらえるということはそこを乗り越えていけると思われていると思うので」「自分にとっては絶好の場面」と強気のコメントはロッテでは珍しい性格ですのでそのキャラと同じく買いたくも、しかし残念ながらそこに内容が伴ってきません。
気持ち、気迫に技術が追い付かないと言いますか開幕カードでのプロ初登板は無失点ながらも1回2安打、ピシャリと抑えたことがほとんど無く粘り強いと言えばそうなのでしょうがしかし3割を超える被打率に防御率もあの投高打低で5点台に近かったわけで、よく30試合も投げさせたと思ってしまいます。
石井一のように上げた左膝がグラブにぶつかり松坂のように状態が仰け反るテイクバックは名前だけは豪華ですがあれでボールに力が乗るのかが疑問で腰が落ちすぎるリリースもそう、140キロ台後半から150キロに乗ることもあるストレートは見栄えはいいですが軽々と運ばれたのが現実です。

中継ぎか先発か

そうなればフォームをいじりたくもなりますが高校生ならまだしもそのキャリアからして無理筋にも思えて、今を維持しつつどう上乗せしていくかなのでしょう。
フェニックスリーグでは先発を任されるなど、その起用法を一から考え直す必要もあるかもしれません。
どちらに適性があるかは正直に分からない、とはここぞで痛い被弾が多かったことで中継ぎとしての不安がありますし、カーブを多用するため長いイニングもいけるのではないかと期待をしつつも想像の域を出ず、だからこその宮崎での試行錯誤だったように思えます。
ポジション的には中継ぎが狙い目ではあれどさてどうする、志向を出さずに与えられた役割を黙々とこなすのでしょうが野球でもキャラを立てて欲しいです。

【オリオン村査定】 1150万円 → 1600万円 (△39%)

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