3 角中勝也 外野手 35歳 年俸6500万円
【2022年成績】 53試合 129打数 10得点 33安打 打率.256 4二塁打 0三塁打 1本塁打 11打点 1盗塁 9四死球 35三振 得点圏打率.297
二度目の首位打者を獲得したそのオフに背番号を変更してからの下り坂は、年齢的な衰えもあり今季も止まりませんでした。
打率は少し持ち直しましたしチーム打率を上回って、投高打低に飲み込まれる打者が相次いだ中で頑張ったと言えなくもありません。
しかし持ち味のファールで粘って球数を投げさせる、そして仕留めるというバッティングは復活することなく淡泊だったり当たらなかったり、数字は正直で激減した四球に増えた三振がそこに顕れていて、昨オフも思案しましたが今オフも戦力外の可能性はあったように思います。
それでもここまでの実績からすれば何らかのイベントがあって然るべきでそれが無かったので現役続行なのでしょう、どんなときも常に全力疾走は当たり前ではありますが周りがそうでないことからしてお手本になりますし、何とかもう一花を咲かせて欲しい推しの角中です。
たったの138打席
本人も間に合わせるつもりが無かったかのように練習試合、オープン戦で一打席も立たないままの二軍スタートでした。
そして4月早々に走塁中の左太もも肉離れで一ヶ月以上の離脱があり、一軍に昇格したのは5月も下旬になってからです。
その5月は.278でしたし帳尻合わせの9月には.288と力を見せましたが好不調の波が激しく、そしてそんな角中をクリーンアップで起用しなければならない永久凍土打線だからこそ生き残れている側面もあるわけで、そしてそれは来季もきっと同じなのでしょう。
かつては左腕を苦にしていませんでしたが今はお得意様になっているのもその衰えの一端で、全くと言って言いほどに角中らしさが感じられなかったです。
夏場にもコロナでの戦線離脱があり終わってみれば一軍に定着してから最少の138打席しかなく、来季はさらに数を減らすのは避けられそうもありません。
代打稼業で生き残り
よほどに打ちまくるかまともに守れればまだ出場機会をキープできそうですが、マジかよ、と恐怖したレフトやライトでのスタメンはもう見たくありません。
若いころはセンターを守れる守備力があったのに本人の守りへの意識の低さからどんどんと劣化していて、前方向の打球が顕著ですが安全志向で投手がガッカリするポテンヒットが少なくなく、来季も角中が外野を守るようなことがあればそれはチームが低迷しているときでしょう。
そうなれば代打稼業で生き残る道しかなく昨季こそ.179と苦しみましたが今季は.318と持ち直して、どちらかと言えば決めるところではなく切り開く場面での起用がメインでしたがここぞの切り札としての存在感を出していくのがよいように思います。
昨オフに銀髪にして「優勝してまっ金金にしたい」を来季こそ叶えて欲しい、ベテラン待遇に甘えずオープン戦の初戦からプレーする気概が見たいです。
2007年通信簿 2012年通信簿 2017年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿 2018年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿 2019年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿 2020年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿 2021年通信簿
【オリオン村査定】 6500万円 → 5200万円 (▼20%)