2022年通信簿 122 谷川唯人

122 谷川唯人 捕手 20歳 年俸230万円

【2022年成績】 E 80試合 101打数 7得点 12安打 打率.119 2二塁打 0三塁打 1本塁打 7打点 1盗塁 4四死球 36三振

昨季は4月早々にヘルニアの手術でほぼ棒に振った谷川は実質的にルーキーイヤーの高卒二年目と考えれば、まずまずだったのかもしれません。
しかし宗接の退団で文字どおりの唯人になりましたがオンリーワンになれるほどではなく、もちろん育成枠選手ですから望むのはそこではなくまず支配下選手となれば来季は節目の三年目に昇格できるのかできなくても再契約を勝ち取れるのか、勝負を賭けたシーズンとなります。
プロでは先輩ですが高校で2つ上だった友杉の入団で後輩の虫が騒ぎ出さないよう、気が付けば同期では育成枠1巡目だった谷川を除いて2巡目の小沼、3巡目の山本、4巡目の佐藤奨は既に二桁の番号を背負っているだけに脇目も振らず自らの道をただ突き進むのみです。

チームで4番目

石垣島では第三クールで別メニューとなり腰の状態がまだ完全ではないのかと心配にもなりましたが、しかし教育リーグに出場するなどその後はスタメンこそ多くはありませんが八面六臂と言ってもいいような80試合はチームでは西巻、西川、平沢に次いで4番目の多さです。
しかし打席は100をやっと超えただけでしかなく大半を途中出場、代走で入って外野を守るケースが目立ちました。
そのパターンは左肘痛を抱えていた和田にどこか似ていて終わってみれば外野手としての63試合に対して捕手では16試合でしかなく、捕手での出場は後半戦以降でしたからおそらくは腰への配慮があったのでしょう、秋季練習では捕手の練習をしていた谷川です。

捕手か野手か

となれば来季は捕手一本で、とはいかないチーム事情です。
そもそも捕手としてプレーをし始めても外野を守ったりしてベンチが、球団が谷川に何を求めているのか、本人が何を望んでいるのか、そのあたりをしっかり方向付けをしないと中途半端な便利屋として使われるだけになってしまうリスクをはらんでいます。
外野での動きはさほどに違和感も無くそこはセンスであればそれも拍車をかけてしまいそう、率が高いとか長打力があるとか足が速いとか特徴があればいいのですが今季の数字を見れば分かるとおりまだプロのスピードについていけていないのが現在地でただがむしゃらにやっている状況でしょう。
だからこそ動機付けをしたい、そこさえ明確であれば瞬発力はありそうでアスリート系の身のこなしを見せることもありますから高校ではショートだったときもあるのでそこも含めて損して得取れ、便利屋の危機を出場機会を増やすための方便と割り切れます。

2021年通信簿

【オリオン村査定】 230万円 → 230万円 (±0%)

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