2021年通信簿 シーズン総括 投手

【2021年成績】 143試合 67勝57敗41S 5完投 6完封 12無四球 防御率3.67 1264回 1191被安打 147被本塁打 417与四球 34与死球 953奪三振

防御率の数字は上がりましたが昨季のリーグ2位からリーグ5位へ、失点が増える傾向が多そうな延長戦が無かったのが理由かリーグ全体としての流れに乗りきれずに順位を落としたといったところでしょう、ドベの西武ですら3点台で昨季であれば上から三番目です。
そして与死球が最少なのは相変わらずのお上品な攻めは被本塁打が最多となった理由の一つだと考えられますので、これだけ分かりやすい数字を見れば何らかの対策があってよいものが伝統としてチームに染み付いているのか、改善の気配は感じられません。
トータルとしての与四球は少なくないのですが無四球が唯一の二桁なのは小島を筆頭に若手投手の成長の証しなのかもしれず、ここは強化していきたいです。

体制変更があるかどうか

種市、西野を欠いた先発陣をどうやりくりするかが課題でしたが、半ば上手くいって半ば失敗して、そんなシーズンでした。
開幕投手を任された二木は全体的にもっさりとしたピッチングに終始して軸になれず、終盤戦の大事なところでのやらかしなどでポストシーズンにはメンバーに入れない体たらく、秋季練習にも不参加のようですのでベンチの信頼度がかなり下がっていそうです。
ベテランの美馬、石川は美馬が炎上癖による二軍落ち、石川は右肘手術での離脱とこちらも思ったような存在感を出せず、しかし最後の最後に意地を見せた美馬に手術後は安定したピッチングの石川でしたのでもう一花を、その可能性を見せてくれました。
そんな先発陣を引っ張ったのは前半戦は岩下、後半戦は小島の同級生コンビで、来季はこの二人を中心に戦っていくことになるでしょう。
そこに佐々木朗がどう絡んでくるのか、開幕投手を目指すとの小島が「朗希さんがいるので」と気にしないでいられないぐらいに勝ち星にこそ恵まれませんでしたがエースの風格を漂わせただけに、まだ暫くは中10日でいくのか、開幕から中6日で回すのか、どうするかが大きなポイントになります。
さらには河村、本前、古谷、森が絡んでくれば頭数は何とか揃いますし、フェニックスリーグで復帰登板をした西野、それよりも遅れ気味ではあるものの種市が戻ってくればさほどに苦労はしなさそう、とは皮算用でしかありませんが、ロメロなのか新顔なのか、外国人投手も加えれば大きな不安はありません。
それよりも中継ぎ陣の整備が急がれるとは昨季の澤村に続いて国吉を補強するも、頑張ってくれましたが唐川、益田と年齢的にしんどいところに差し掛かってきますので、鈴木はリリーフに固定したいですし、かなりの投資をした小野、東妻の上積みがないと厳しいことになります。
土居、横山とあれこれ試しましたがもう少し時間がかかりそう、そこに八木を突っ込むのでしょうが廣畑をどうするか、フローレスをリリースしている場合ではなく、そしてMVP級の獅子奮迅だった佐々木千が二年目のジンクスに抗えるか、乗り越えられるようであれば助かります。
そして吉井コーチの退任が噂されていますが体制変更による負荷のかけ具合にどう影響するか、そこも注目点であることは間違いありません。

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