2021年通信簿 52 益田直也

52 益田直也 投手 32歳 年俸2億円

【2021年成績】 67試合 3勝6敗38S 防御率2.24 64回1/3 41被安打 5被本塁打 15与四球 0与死球 68奪三振 被打率.188

今季も鉄腕ぶりを発揮しました。
6年目に途絶えた50試合登板も翌年から続けて10年間で9度は通算593試合でこれまで41人しか達成していない600試合にあともう少し、前身を含めて球団に在籍した選手では小山、小野、坂井、村田、藤田に次ぐ6人目ですが小山は達成こそ東京時代ですが大半が阪神のときのもので、小野と坂井、そして藤田はいずれも移籍後の達成ですから村田以来の快挙となり、その村田が604試合ですから来季早々に球団最多登板となります。
ほぼ先発だった村田との比較は一概にはできませんがそれでも偉大な記録であることは間違いなく、今季は延長戦が無かったことでプロ入り初のホールドゼロに終わりましたが球団初の150セーブ&150ホールドにあと5ホールドに迫るなど、これまでの積み重ねがメモリアルとして目白押しです。

優勝目指して

そんな頭の下がる思いの益田ですが出足は散々でした。
開幕カードでいきなり二試合連続のサヨナラ負けを食らい、同じソフトバンクには次の登板でもひっくりかえされての3連敗です。
シーズンでも6敗は守護神には多すぎで自己ワーストでもあり、一方で150セーブに達するなど38セーブは自己ベストかつ球団最多ですので評価が割れるところでしょう、防御率は昨季と横並びの2点台前半ですし被打率は改善して1割台、与四球も減って数字としてはアゲアゲでしたが時折の勝負弱さがありました。
シンカーが思ったように落ちない、かと思えば落ちすぎてバウンドするなど制御に苦しんだ時期もあり、しかしそれでもこれまた延長戦が無いシーズンだったからこそですが江夏、牛島、藤川を上回る12引き分けは数え間違いがなければそのNPB記録を18まで伸ばしてこの粘り強さが抜かれることはないでしょう。
67試合のうち失点が12試合をどう見るか、例えばセントラルのセーブ王となったスアレスは62試合で5試合ですので比べると見劣りがしますが、パシフィックで29セーブで2位だった平野は46試合で7試合、28セーブで3位だった杉浦が56試合で12試合となればスアレスが別格すぎるだけに思えます。
まだ軽く150キロ台が出ますし大きな故障も無く30代前半ですから、ポスト益田に小野らの名前を挙げたりもしますがその王座は揺らぎそうもないです。
懸念があるとすれば吉井コーチの退任で起用に変化が出ることでの過負荷、そして抑えても捉えられるケースが少なくなかっただけに何かを変えるのか変えないのか、そんなことも考えなければならない三年契約の三年目、さらなる大型契約のためにもリーグ優勝のためにも益田の奮投は欠かせません。

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【オリオン村査定】 2億円 → 2億円 (±0%) ※3年契約3年目

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