2021年通信簿 44 井上晴哉

44 井上晴哉 内野手 32歳 年俸5200万円

【2021年成績】 23試合 51打数 1得点 10安打 打率.196 1二塁打 0三塁打 1本塁打 6打点 0盗塁 2四死球 8三振 得点圏打率.214

懸念していた大松ロードにどっぷりはまってしまった井上です。
大松は金森打法と飛ばないボールでバッティングを見失ってしまったのが理由だと考えていますが、井上は打っても査定に反映しないことでさらに長打を狙いにいって自分を見失ったことによるものではないかと、そこに今季は故障が重なってどうにもなりませんでした。
昨オフには30発とゴールデングラブ賞でファーストは渡さないと意気込んでいましたが、しかし秋季練習への参加を認められずに突き放されたことで予想はできましたが練習試合、オープン戦で出番をもらえずかつ18打数3安打でしかなく開幕二軍スタートと出足から躓きます。
4月下旬に一軍に合流して山口からファーストを奪い返すも数字が上がらずレアードに取って代わられて、そして6月上旬にファールフライを捕りにいった際にグラウンドに突いた右手首を痛めて抹消となり、そしてそれが今季の最後の一軍でのプレーとなってしまいました。

日はまた昇る

二軍では目立った成績ではありませんでしたがそれでも手首さえ癒えればまた戻ってくると思っていましたがいつの間にか姿を消したかと思ったら現れて、また姿を消して、を繰り返しているうちにぷっつりと消息を絶って、そして10月も末になって手術の報が入ったときにはさすがに驚きました。
そんなに重症だったのか、とビックリしましたがどうやら二軍の試合でも8月に守備で同じ箇所を痛めたらしく、右手関節三角繊維軟骨損傷での関節鏡下縫合術はもちろん今季絶望でしたし実戦復帰まで5ヶ月の目論見は順調にいっても来季の開幕に間に合いそうにありません。
本来であれば石垣島からアピールをしなければならない立場だけにこれはかなりの痛手で、その故障から二ヶ月以上も経ってからの手術の決断はシーズン中だけにあれこれ悩んだのでしょうが結果的には遅きに失する判断ミスにも思えますが、ここはむしろ逆転の一手へのチャンスかもしれません。
そうでなくても山口の台頭でフラットに見てもらえるかが怪しい井上ですから、ここで冷静に自らのバッティングを見直す機会としてもらいたいです。
本人も「右中間の打球が一番伸びる自分のバッティング」と分かっているのですからそれに徹して、そうすればまた日が昇ることもあるでしょう。
ロッテで居場所を見つけられずも見た目と違い守備がいけてるので外から声がかかるかもしれず、そのためにも二年続けての不振は避けなければなりません。

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