2021年通信簿 36 有吉優樹

36 有吉優樹 投手 30歳 年俸2700万円

【2021年成績】 E 8試合 3勝2敗0S 防御率3.77 31回 34被安打 1被本塁打 2与四球 0与死球 6奪三振

国吉がロッテで勝利の方程式に入って活躍をしただけに、DeNAファンは怒り心頭でしょう。
トレードが発表されたときにも有吉がここ数年はまともに一軍で投げていないことで危惧の声が上がりましたが、それを払拭することはできませんでした。
中継ぎで実績を残していただけに起用法にこだわらなければロッテでも活躍の場はあったと考えますが、しかし伝え聞くところでは先発志向が強くベンチもさじを投げたのか、地元出身だけに球団は手放さないと思っていましたが本人の希望があったのかもしれません。
移籍後初登板はその先発で7回途中までを2失点と手堅くまとめましたが、その後は一軍に呼ばれることなく不完全燃焼でシーズンを終えました。

ハマのアリエッティ

昨オフの契約更改での会見では「シーズンが終わってからすごい肘の調子が良くて。もったいないなと。今の段階では不安が消えました」と前向きな姿勢を見せて、そして練習試合では「こんちくしょう」の声が聞こえてきそうなぐらいに気合いが入っていた有吉です。
その気持ちの強さこそが一番の武器で、防御率4.50といまひとつながらも中継ぎであればすべり込めるかなと思いましたが二軍スタートでした。
二軍ではほぼ先発を任されてロッテとしての最後の登板に7失点と炎上したことで防御率が3点台後半に落ちてしまいましたが、その前までは1点台でしたので直接対決もあったDeNAが一軍でも実績のある先発要員として有吉に目を付けたのは分かります。
ただ報じられた「コントロールがいい」ってそうだっけと、今季の二軍では31回で2与四球ですのでそこだけを見れば抜群の制球力となりますが、これまでの有吉にそこまでのイメージは無く、昨季も二軍では56回で7与四球と無双していましたが一軍ではそれほどでもありません。
それよりもDeNAファンが不安視していた奪三振数の少なさ、昨季に二軍で7発を食らった被弾癖が移籍後にそのとおりとなってしまい、二軍で53回で8被弾に5与四球、15奪三振での防御率10.80ではその後に一軍から声がかからなかったのは当然の結果でしょう。
ピシャリと抑えるのではなく粘り強く投げるタイプだけに被弾の多さは致命的で、これが来季以降の有吉には大きな課題となります。
一軍での登板後に「足に打球を受けて」と不本意だったと語っていましたが、望む「ハマのアリエッティ」と呼んでもらえるようとにかく目に見える結果を残すしかなく、借りぐらしならぬ横須賀ぐらしが続くようであればオフにはドナドナになってしまうので頑張ってください。

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【オリオン村査定】 2700万円 → 査定不能 ※6/14にDeNAへ移籍

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