2021年通信簿 121 小沼健太

121 小沼健太 投手 23歳 年俸300万円

【2021年成績】 E 34試合 0勝2敗18S 防御率2.86 34回2/3 37被安打 4被本塁打 10与四球 1与死球 20奪三振

地元出身で高校のときは背番号1を背負いながらもリリーフという珍しさでプロ志望届を出すも叶わず、BCリーグの武蔵、茨城で4年間ですから大学生と同い年、二年続けて阪神の春季キャンプのお手伝いに参加をして打撃投手をやるなどプロへの強い意欲がようやく実現した小沼です。
ルーキーイヤーから守護神を任されての18セーブはリーグ最多でタイトルを獲得して、次なるターゲットは当然に支配下選手登録でしょう。
武蔵のときに監督の小林宏の指導を受けて師と仰いでいるらしく茨城では背番号41を背負って、ロッテでもそれを背負うのを目標にしているかもしれません。

二番煎じでも!

BCでは先発をしたこともありますが大半はリリーフでドラフトのときのスカウトのコメントも「ボールに力のある中継ぎとして」でしたので、フェニックスリーグで先発するなどアコスタの二の舞の懸念が無いわけではありませんが、基本的にはこのままいくのでしょう。
売りとしては150キロを超えるストレートに小林宏直伝のスライダー、そしてフォークの落差とのこと、その年齢からしてどうかとは思いますが昨季が防御率5.34での指名ですから素材型ではあり、そして今季に二軍ではあれ目立つ結果を残せたのですから順調な出足と言ってよいと思います。
2敗はいずれも同点の場面での登板のときのものでセーブ機会での失敗は一度も無く、その初めてがファーム日本選手権での大逆転負けというのがダメージが大きすぎて心配にもなりますが、その後のインタビューなどを聞く限りでは鋼のメンタルの持ち主かもしれません。
鎌ケ谷で見た小沼は190センチ近い長身ほどの大きさを感じられずピッチングとしてもそう、140キロ台半ばから後半の数字が出ていたストレートでなかなか空振りが奪えず、これまでを見てみても奪三振の少なさはBCのときからその傾向がありますので気にはなります。
荻野忠みたいなタイプで成功したケースがありますので何とも言えませんが、どうあれ安江、鎌田が2年で見切られたこともあり来季が勝負で幸いにも一軍スタートの石垣島でアピールして早めの支配下選手登録を、二番煎じでもいいので「オヌマだよっ!」グッズを作ってもらえるよう頑張ってください。

【オリオン村査定】 300万円 → 300万円 (±0%)

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