2020年通信簿 99 柿沼友哉

99 柿沼友哉 捕手 27歳 年俸980万円

【2020年成績】 56試合 106打数 6得点 17安打 打率.160 1二塁打 0三塁打 0本塁打 9打点 0盗塁 8四死球 31三振 得点圏打率.136

レギュラー捕手に指先がかかりながらも、終わってみればむしろ来季以降に佐藤の挑戦で足元が揺らぎそうな柿沼です。
7月にはすっかりと田村を蹴散らして、その田村が半月ほども白星から遠ざかるぐらいにスタメンマスクの座をキープしながらも8月にはひっくり返されてしまい、9月には田村が骨折で離脱をして再び浮上をするも戻ってきたらまた二番手に逆戻り、やたらと乱高下なシーズンでした。
とにかく打てないのが致命的とは岡田がそうだったように守備よりも打撃を優先したオーダーにならざるを得ない超絶貧打線の影響をもろに被った感があり、もちろん田村が2割ちょいですから2割弱ぐらいでも打てればまた違ったのでしょうがそれすらはるかに遠い身長未満ではお話になりません。
昨季に完璧だったバントはそれでもチーム内では屈指ながらもやや綻びを見せましたし、捕手はまずリードが第一と考えますが今のチーム状況からすれば練習の大半をバッティングに割いた方がよいような、扇の要としての能力とは違うところで捕手を選ばなければならない不幸がチームと柿沼を襲っています。

若手との相性がgood

先発陣にストレートに力のある若手が伸びてきたことが、強気なリードをする柿沼とフィットしています。
種市とは柿の種バッテリーで名を売って専属になっていますし田村との比較では二木、岩下とも相性が良く、美馬と小島はとんとん、そして石川とは全く合いませんので分かりやすくもあり、そしてトータルでは柿沼がレギュラー捕手であった方が守りというところでは貢献できるはずです。
田村とてろくに打てているわけではありませんがしかし5分という打撃の差がそれを許さず、投手陣の底上げのためにも柿沼の打力アップは必須でしょう。
また田村のやらかしが目立ちましたが地味に柿沼も腕だけで捕りにいく、ミットを上から被せるなど雑なキャッチングが少なくはなく、すっかりと肩の衰えを見せる田村に対して甲斐キャノンを急追する強肩を見せるだけにそこももったいなく、全体的に詰めが甘いと感じられた今季の柿沼でした。

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【オリオン村査定】 980万円 → 1470万円 (△50%)

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