2020年通信簿 63 和田康士朗

63 和田康士朗 外野手 21歳 年俸240→420万円

【2020年成績】 71試合 59打数 24得点 12安打 打率.203 1二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 23盗塁 7四死球 23三振 得点圏打率.059

一年遅れだったり外れが多い推しメンですが、珍しくもそのシーズンにきっかけを掴んでくれた和田です。
昨季は二軍で夏場以降にレギュラーとなり福浦コーチと猫背にならないような指導を受けて打撃を磨き、国際交流試合では途中出場で一発を放ちました。
まずはバットで目立っての第三クールから一軍に昇格をして沖縄本島にも帯同し、そして足では盗塁やタッチをかいくぐったホームインでアピールをしたかと思えば守りでも背走キャッチやホーム封殺で魅せたことで、開幕前の練習試合を控えた6月1日に念願の支配下選手登録をされたのは嬉しかったでしょう。
その勢いはさらに増していき4試合連続盗塁などで開幕一軍をゲットして、そして開幕戦での代走で一軍デビューは初盗塁、初得点と文句のない結果を示してそこから1試合2盗塁を含めた8戦4盗塁は代走など途中出場によるものですから世間が和田に注目をし始めたのも必然でした。

足はもちろんバットでも

和田の持ち味はその積極性です。
初球からマン振りをする、スタートを切る、特にその足には牽制が多くなりバッテリーがイラついているのが見て取れましたので9割に近い盗塁成功率だけではなく和田が走者として塁上にいるときの打者への貢献度が高そうで、その数字を探してみたのですが見つからずもチーム戦略部にあればそれが大幅昇給の理由の一つにはなったでしょうから実際にどうかを知りたくもあり、そして二死だと外野が前進をしないほどに脅威が定着したのが心地よいです。
ところが代走だけでタイトルが獲れるのではと思った矢先に地蔵と化したのは何があったのか、一軍から外れることはありませんでしたから故障があったわけでもないでしょう、貧打だからこそその足で点をもぎ取るのではなく逆にレギュラーを交代させられないとのベクトルによるものだったのかもしれません。
そんな和田にとっての武器がそういった出場機会であってもリーグ3位の23盗塁を誇る足であることは間違いありませんが、自分的にはそれはあくまで取っかかりでしかなくバットこそが生きる道だと考えていますので、契約会見でバッティングに意を置いたコメントを聞いてホッとしました。
左腕にはからっきしでしたが逆に言えばそれを除けば.244とロッテであれば充分に勝負ができるレベルで、プロ初スタメンではいきなり初ヒットを放つとそこから3安打猛打賞にいずれも初球で決めた3盗塁は打撃と脚力を高いところで両立させるだけの可能性を見せてくれたのが喜ばしいです。
守りでは広い守備範囲を誇りながらも球際にバタバタした覚束なさもありましたが場数をこなすことで荻野をレフトに追いやるだけの成長ぶりを見せて、そうなればライバルは自らがコロナ禍で離脱をしたときに代わりに昇格をして一気に注目度を高めた藤原でしょう。
打と走のバランスに違いはあれど年齢が近いこの二人に打線を牽引してもらいたく、またさすがに細すぎなのでレアード寿司を食べて少しは太ってください。

2018年通信簿
2019年通信簿

【オリオン村査定】 420万円 → 1200万円 (△186%)

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